ジムトレーナーになるための資格ってある?基本の仕事内容や年収などを徹底解説

どうしたらジムトレーナーになれるのか興味がある人も多いのではないでしょうか。今回はジムトレーナーになるために必要な資格と仕事内容・年収について解説します。身体を動かすのが好きで、ジムトレーナーになりたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

ジムトレーナーって?概要と主な種類をチェック

ジムトレーナーとは、スポーツジムなどの施設でお客さんに対して運動の指導をするトレーナーのことです。スポーツジムの種類や仕事内容によって呼び方に違いがあります。

・スポーツインストラクター
・スタジオインストラクター
・パーソナルトレーナー
・フィットネスインストラクター
仕事内容によってこのような名称で呼ばれることもあります。

ジムトレーナーになるために必要な資格は?

実は、ジムトレーナーになるために必須の資格はありません。未経験の人でもジムトレーナーとして働くことができます。
ですが、資格を持っていると専門性がより高まり活躍の幅が広がるため、持っていて損はありません。ここではジムトレーナーの仕事に役立つ資格をご紹介します。

理学療法士

理学療法士はケガや病気で身体に障害がある人や、この先その恐れがある人へのリハビリを行う専門職です。 座る、歩く、立つなどの基本動作能力などの日常で欠かせない動きの改善を目指します。

理学療法士になるには国家資格の取得が必要です。国家資格と聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、試験の合格率は約80%前後と難易度は高くありません。受験するためには大学や専門学校を卒業していることが条件になります。
学費は大学で250~640万円程度、専門学校で360~440万円程度で、いずれも卒業までに3~4年の時間が必要となるので、長期間通える人におすすめです。

健康運動指導士

健康運動指導士は、一人ひとりの心や身体の状態に合わせて健康維持・増進のために運動方法を指導する資格です。保健医療機関と連携して活動することもあります。

健康運動指導士は合格率が平均70%前後の資格なので、しっかり勉強をすれば難しくない難易度です。講習会もしくは養成校の卒業が受験の条件で、すでに取得している資格や卒業した大学によっても異なりますが13~28万円ほどの講習会費と13,619円の受験料がかかります。
講習会の一部はオンライン受講が可能ですが、基本的には東京や大阪など主要都市で開催される講習会に出向く必要があります。

NSCA認定パーソナルトレーナー

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)は、さまざまな年代の人に対してパーソナルトレーニングの指導ができる資格です。
アメリカに拠点がある団体が運営する資格なので世界的な信用度も高く、日本以外で活動する際にも役に立ちます。

合格率は82.3%と比較的難易度が高くない資格です。受験するにはNSCAジャパン会員になる必要があります。資格勉強のための教材は会員価格で21,780円(税込)、資格取得に必要な費用は個人の場合、正会員年員費13,200円と受験料50,270円(税込)です。
独学でも受験できますが、勉強に不安がある人はオンラインスクールの受講がおすすめです。

独学で勉強することって可能なの?

ジムトレーナーは独学でも勉強ができます。上記の資格以外にも、人命救助やケガの応急手当、栄養学、解剖学などを学ぶことで仕事に繋がります。
マネジメントを任されるタイミングや独立のタイミングでは経営についての知識が必要になってくるので合わせて勉強するようにしましょう。

ジムトレーナーの基本的な仕事内容

トレーニングマシンの使い方と運動方法の指導

ジムトレーナーはお客さんが安全に運動できるようにトレーニングマシンの使い方を指導します。一日にたくさんのお客さんが来るようなジムでは、安全確認のための巡回も仕事のひとつです。
トレーニング中は、姿勢が悪くないか・効果的な使い方ができているかのアドバイスもします。

スタジオレッスンの指導

スタジオがあるフィットネスクラブでは、複数人のお客さんを相手にヨガやピラティスなどのレッスンを行います。決まった時間でプログラムを終わらせなければならないため、教える力やコミュニケーション能力が求められるでしょう。

トレーニングマシンの点検と清掃

ジムトレーナーは毎日お客さんが安全にトレーニングマシンを使えるようにチェックをします。安全点検を怠ると大きな事故に繋がるため、非常に重要な仕事です。
また、スポーツジムではたくさんの人が汗を流すのでいたるところが汚れやすくなります。マシンやマットレスは特に汚れがつきやすいのでこまめに清掃して施設内を衛生的に保つことも大切な業務です。

ジムトレーナーの給料は?

ジムトレーナーの初任給の相場

フィットネスクラブなどで正社員として働く場合、初任給は20万円程度が相場です。専門知識がある場合や、スポーツ経験の有無で初任給がアップする可能性があります。

ある程度経験を積んだジムトレーナーの年収相場

正社員で働くジムトレーナーの平均年収は約334万円です。地域や個人の能力によっても年収に差が出るので、仕事探しの際には求人票を比較するようにしましょう。

年収をアップさせるには?

指導本数を増やす

スタジオでのレッスンを担当している場合は、レッスンの数によってインセンティブがもらえる会社もあります。給料をアップしたい時にはレッスンの数を増やすのがおすすめです。

パーソナルトレーナーになる

パーソナルトレーニングはお客さんが支払う価格が普通のジムトレーニングなどに比べて高額なので、トレーナーの給料も高額になりやすいです。マンツーマンなので個々の希望に合わせた指導が求められ、パーソナルトレーナーにはさらに高度な知識や技術が求められます。

独立する

正社員ではなく独立してフリーランスになることで収入アップの可能性が広がります。1回のトレーニング料金を自分で決めることができるため、自分の能力に見合う報酬を手に入れやすくなるでしょう。反対に集客がなければ収入が減るリスクもあるので注意が必要です。

まとめ

今回はジムトレーナーの仕事内容や給料について紹介してきました。仕事に活かせる資格もたくさんありましたね。
ジムトレーナーは、身体を動かす楽しさをたくさんの人に伝える素敵な職業です。ぜひ仕事を選ぶ際に参考にしてみてください。

広島県在住。 東京から移住し、最近の言葉で言うところの「スローライフ」をのんびり送っています。 ヨガは日々の習慣になっていて、特に呼吸法(プラーナーヤマ)を意識・大切にし体を動かしています。 YOGAHACKを通してヨガの楽しさ・魅力が伝えられればと思います。