里いもは秋が旬!健康・美容効果・レシピをチェックして美味しく食べてみよう

食欲の秋には、美味しいものがたくさん登場します。そのなかでも様々な料理に活用できておすすめなのが、里いもです。ねっとりとした食感で和風・洋風、どちらのメニューにも利用することができる食材です。今回は里いもの魅力について、詳しくご紹介します。美味しい里いもを手に入れて、いろいろなレシピに挑戦してみてください。

秋が旬の里いも、期待できる健康・美容効果とは?

秋に旬を迎える里いもは、健康と美容の両方において嬉しい効果が期待できます。それぞれどのような効果が期待できるのか、詳しく見てみましょう。

健康面

肥満予防

里いもには、ガラクタンと呼ばれる成分が含まれています。里いものヌルヌルは、ガラクタンによるものです。このガラクタンからは様々な効果が期待できるのですが、その一つに挙げられるのが肥満予防です。

このガラクタンは、たくさん摂取しても脂肪にならないという嬉しいメリットがあります。脂肪として体内に蓄積されないことから、そのまま体外に排出されます。

よって、里いもを食べても肥満にならずに済むのです。

免疫力を高める

里いもに含まれるガラクタンからは、免疫力アップも期待できます。免疫力を高めるだけでなく脳細胞の活性化やガン細胞が増殖するのを抑制する働きもあり、健康を維持するうえで重要な役割を果たします。

秋といえば、寒暖差により体調を崩しやすいです。冬が近づくにつれ、感染症にかかるリスクも高まります。そのようなときも里いもをしっかり食べておくと、病気やウイルスに負けない身体を維持することができるのです。

コレステロールを下げる

里いもには、コレステロールを下げる働きもあります。加齢とともに溜まりやすくなるコレステロールは、心筋梗塞や動脈硬化などを招く要因となるため注意が必要です。食事においても、コレステロールの摂りすぎに気を付けるよう言われるようになります。

一方、里いもは血中のコレステロールの付着を防ぐ働きがあるという点から、コレステロールを下げることができます。コレステロールが気になるときも、里いもは安心して食べることができる野菜なのです。

高血圧を予防

生活習慣病の一つである高血圧も、里いもを食べることで予防が可能です。里いもに含まれるガラクタンが、血圧を下げてくれます。塩分が多い食事をしている人や濃い味付けが好きな人は、高血圧になりやすいです。

そんなときは、食事のなかに里いもを取り入れてみましょう。秋だけでなく一年を通して積極的に摂取することで、血圧を安定させることができます。

粘膜を保護してくれる

里いもに含まれるムチンが、粘膜を保護してくれます。細菌が浸入するのを防ぐため、傷トラブルを抱えることなく、毎日元気に過ごせるでしょう。

消化管の粘膜も保護してくれるので、胃腸の疲れを感じやすいときにも心強い食材です。

美容面

便秘解消

里いもには、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。ここから腸内環境を整えて、便秘を改善することができます。便秘に悩んでいる人は、日々の食事に里いもを加えるようにしてみるだけでも、体調に嬉しい変化を実感できるでしょう。

便秘が解消されるとお肌の状態も良くなり、肌荒れで悩むことも少なくなります。肥満予防が期待できる里いもであれば、ダイエットのときにも安心して食べられるのでおすすめです。

むくみの予防・改善

美容面において、むくみが気になるという人も多いです。足や顔がむくんでいると、太って見えてしまいます。

このむくみも、里いもを食べることで予防・改善が可能です。里いもにはキュウリよりも多くのカリウムが含まれているので、むくみのケアができるのです。

秋になると冷えも気になってきます。冷えによってむくみを招くこともあるため、里いもを定期的に食べて身体の状態を整えてみましょう。

美味しい里いもの選び方

里いもは、健康と美容の両面において様々な効果が期待できます。さらにレシピを楽しめる食材でもあるため、美味しい里いもを選んで料理をしてみましょう。以下の点をチェックしながら、美味しい里いもを選んでみてください。

丸みを帯びていて傷がないものをチェック

里いもを選ぶときは、まず形と傷の有無を確認しましょう。ふっくらと丸みを帯びているのが美味しい里いものサインで、表面に傷がないものを選んでみてください。

ほっそりとしているよりもふっくらとした里いもの方が、ねっとり感もあります。傷があると早く傷んでしまうので、土や皮がついている部分をよく見て傷がないものを選びましょう。

持ったときにずっしりと重いものを選ぶ

里いもは、持ったときの重みも美味しさと関係しています。ずっしりとした重みを感じる里いもであれば、中がしっかりと詰まっていて美味しい証拠です。

反対に、軽くて柔らかくなっているものは、傷みやすいと同時に里いもならではのねっとり感がない場合が多いです。ある程度の重みと硬さがあるものを選ぶと良いでしょう。

皮がしっとりと湿っているもの

美味しい里いも選びは、皮の部分に注目することも大切です。皮がしっとりと湿っていて、粘り気があるものを選ぶと美味しく食べることができます。

里いもといえば表面の縦模様が特徴的ですが、くっきりと線が現れているものほど上手に成長している印です。皮のしっとり感、線の濃さなどを見て、食べるのが楽しみになる里いもを選んでみてください。

美味しい里いもレシピ3選

美味しい里いもを選ぶことができたら、次にいろいろなレシピに挑戦してみましょう。じゃがいもで作るのが定番のメニューもありますが、里いもで作っても美味しく食べることができます。具材や調味料の配分をお好みで調整しながら、里いもを味わってみてください。

里いもの炊き込みご飯

秋は、きのこやいも類などを使った炊き込みご飯が美味しい季節です。今回は、里いもを使った炊き込みご飯をご紹介しましょう。簡単に作れる一品なので、ぜひ作ってみてください。

~材料(2人分)~

  • 里いも・・・150g
  • 白米・・・1合
  • しめじ・・・50g
  • A しょうゆ・・・小さじ1
  • A みりん・・・大さじ2分の1
  • A 酒・・・大さじ2分の1

~作り方~

  1. 里いもは皮をむいて、1~2㎝角に切る。しめじは手でほぐしておく。
  2. 米をといで水気を切り炊飯器に入れたら、1合の水加減から大さじ3程度の水を取り除く。
  3. Aの調味料を加えて全体を混ぜる。
  4. 里いもとしめじを乗せて、いつもどおり炊いたら完成。

里いもコロッケ

じゃがいものコロッケも美味しいですが、里いもを使って作るコロッケも絶品です。ねっとり感と衣のサクサク感を同時に堪能できる一品です。

~材料(直径4㎝を10個分ほど)~

  • 里いも・・・350g
  • 鶏ひき肉・・・70g
  • 卵・・・1個
  • みりん・・・小さじ2
  • 醤油・・・小さじ2
  • 酒・・・大さじ1
  • 小麦粉・・・適量
  • パン粉・・・適量

~作り方~

  1. フライパンを熱して、鶏ひき肉、醤油、みりん、酒を加えて炒める。木べらで混ぜながら汁気がなくなるまで炒めたら、火を止めて冷ます。
  2. 表面をよく洗った里いもは、ふんわりとラップをかけて電子レンジにかける。(500wで5分ほど) 里いもを裏返して、さらに5分追加加熱する。
  3. 里いもの粗熱が取れたら皮をむいてボウルに入れ、マッシャーでつぶす。
  4. 鶏ひき肉のそぼろを加えて全体をよく混ぜ、しばらく冷ます。
  5. 食べやすい大きさにコロコロと丸めていき、小麦粉をまぶす。
  6. 卵液につけてから衣をつけて、170℃の油で転がしながら揚げていく。きつね色になったら完成。

里いものポテトサラダ

ポテトサラダのいもを里いもに変えても美味しく食べることができます。作り方は普通のポテトサラダを作るのと変わらないので、具材を変えて試してみてください。

~材料(2人分)~

  • 里いも・・・150g
  • タマネギ・・・4分の1個
  • ツナ缶・・・1缶
  • きゅうり・・・4分の1本
  • マヨネーズ・・・60g
  • 塩コショウ・・・適量

~作り方~

  1. 里いもは軽く洗って耐熱皿に並べ、600wの電子レンジで2分30秒ほど加熱する。流水にさらしながら皮をむいてボウルに移し、フォークやマッシャーでつぶしておく。
  2. タマネギは薄切りに、きゅうりは輪切りに、ツナ缶は油を少し切っておく。
  3. 里いもが入っているボウルにタマネギ、きゅうり、ツナ缶を加え、全体を混ぜる。
  4. マヨネーズと塩コショウを加えて再度全体を混ぜたら完成。

美味しく里いもを食べて秋を元気に過ごそう!

里いもは、健康と美容に良い食材であり、日々の食事で取り入れやすいです。料理のレパートリーも幅広く、いろいろな調理法で里いもを楽しむことができます。美味しい里いものを選び方を実践して、気になるレシピから作ってみましょう。他の秋の食材も活用して美味しく食べながら、身体を整えてみてください。

1児のママをしながら、ライターとして活動中です。
育児や美容、健康などに関心があり、年齢を重ねてもきれいなママを目指しています。
激しい運動は苦手、そんな人におすすめのヨガについて様々な情報を発信していきます。