仕事やプライベートが上手くいかないとき「メンター」を見つけよう!ヨガの「グル」の存在に学ぶ…

仕事やプライベートで目指したいゴールがあるとき、その道を極めている人から教えてもらう、その人を目指す方法があります。この人みたいになりたいという憧れの気持ちは、自分を成長させるために必要なものです。物事が思うように前に進まないときこそ、目指すべき「メンター」を見つけることでステップアップする方法をお伝えします。

ヨガを学ぶために欠かせない存在「グル」とは?

ヨガを習いたいと思ったとき、あなたは最初に何をしますか?どんなヨガの流派があるのかを調べたり、通いやすい場所にあるヨガスタジオを検索したりするでしょう。動画サイトを見ながら、まずはヨガがどんなものなのか体験してみるという人もいるかもしれません。

もともとヨガは、師匠(グル、グルジ)と呼ばれる人がいて、生徒へ口頭で教えを伝えていました。ヨガの古い教えをまとめた教典があまり多く残されていないのも、それが理由です。 

生徒は師匠の家や学びの場に住み込み、一日じゅう師匠と過ごすことであらゆる教えを学びました。師匠から直接教わる時間もありますが、一日のほとんどの時間は言葉を交わすことよりも師匠の生き方や姿勢、生活そのものを実際に見て学ぶことのほうが多かったようです。

そして、師匠=グル、グルジの存在は、自ら能動的に見つかるものではなく、その時の自分の成長やタイミングに応じてグルの方から現れるとも言われていました。

ヨガに限らず、何かを学びたい、技術を身につけたいと思ったときは、その道を極めた人物に直接教わるのがベストな方法といえます。独学でゼロから学ぶには、時間と労力がかかります。同じ時間をかけるなら、より深く、濃い知識や知恵を身につけたいものです。

仕事やプライベートがうまくいかないときこそ「メンター」を見つけよう!

初めて物事を始めるときや物事の過程で壁にぶつかったとき、他の誰かに助けや助言を求めて困難から脱出しようとします。なぜなら、自力で壁を乗り越えるには視野も狭く、思いつく限りのアイデアは出尽くしてしまっているからです。誰かに助言を求めることは視野が広がるだけでなく、前に進めないときには背中を押してくれる力強い存在にもなります。

最近、ビジネスの場で耳にする「メンター」という存在をご存知でしょうか?

「メンター」とは、ビジネス用語の一つで助言者、相談者という意味を持ちます。上司、部下といった関係性とは異なり、メンタル面でのサポートや助言を行なう人を指します。ビジネスの場で新人教育の一環として、メンター制度を取り入れている企業も増えています。

直接の上司がメンターになることもありますが、たいていの場合チーム内で比較的年齢や在籍年数が近い先輩にあたる人がメンターとして後輩をサポートします。

指導する側をメンター、指導される側をメンティーと呼び、原則的には1対1での関係性を構築しながら、メンターはメンティーに対して、指導やアドバイスを行ないます。

仕事の進め方や取引先との関係性の構築の仕方といった細かい部分でのノウハウを、直接上司に聞いたり教わったりしにくい場面は多々あります。しかし、メンターの存在はそのような小さな悩みや思いを汲み取り、仕事やキャリアにおいて目指すべき人、ロールモデルとしてモチベーションを高めてくれます。

メンターがいることのメリット
・直属の上司に聞きにくいことも、質問することができる。
・お客様とのコミュニケーションテクニックといった、細かい実務的なことを教えてもらうことができる。
・ちょっとした不安や悩みを打ち明けられるなど、精神的な支えになる。
・仕事やキャリアにおけるロールモデルが定まることで、モチベーションにつながる。

自分の支えになるメンターの見つけ方・接し方

モチベーションの高め方は人それぞれありますが、自分のなりたい姿を現実にしている人や憧れの人がいるならば、その人を真似ることでやる気を出す方法があります。その存在こそが「メンター」です。

では、どうやってそのメンターを見つけ、どのように接していけば、よりよい自分に近づけるのでしょうか。その方法についてご紹介します。

1.メンターはどうやって見つける?

自分がステップアップしたい場所で活躍している人や成果を出している人を目標にするのが一番わかりやすく、目指しやすいでしょう。

仕事でキャリアアップしたい、資格を取得して業務に活かしたいといったビジネスの場で目指すべき人を探すのであれば、職場の先輩が身近な存在です。

同じ部署やチームの先輩であれば、その人の仕事ぶりや立ち振る舞いを間近で見ることができます。また、ランチタイムや業務のあとに話を聞いてもらう時間を設けてることもできるでしょう。

身近に目指すべき人がいなくても、参考にしている本の作者やいつもチェックしているSNSの発信者であれば思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

もっと視野を広げて、親兄弟や親戚、学生時代の友人、知人の中にもメンター的存在の人はいるかもしれません。「こんなふうになりたい」という自分が思い描くなりたい自分に近しい存在を、いろんな視点で探してみましょう。

メンターを見つけるポイント
・職場の先輩や上司、親兄弟、親戚、友人、知人など自分の行動範囲の中で探す。
・いつも読んでいる本の作者、チェックしているSNSの発信者など、行動を真似てみたい憧れの人の中で探す。 

2.メンターが見つかったらどうする?

 身近にメンターがいるならば、素直に教えてもらいたいことや相談事を打ち明けましょう。自分のなりたい姿やそのために協力してほしいことを伝えます。

ここでのポイントは、背伸びしたり嘘をついたりしないことです。そして、アドバイスを受けたことには耳を傾けましょう。

教えてもらっている立場なのに、相談するだけして話を聞かないのでは意味がありません。教えてもらったことは、まずは行動に移して試してみましょう。結果が出てからやり方を変えてみたり、フィードバックを受けたりします。

聞きっぱなし、やりっぱなしはよくありません。やってみてどうだったかをメンターにきちんと伝えることが大切です。自らの振り返りにもなりますから、必ず実践しましょう。

身近にメンターがいない場合は、その人の本や動画、SNSで発信していることを行動にしてみます。もし、その人が講演会やセミナーなどを行なっていたら積極的に参加してみるのもよいでしょう。

メンターとの接し方のポイント
・嘘をついたり、背伸びをしない。
・アドバイスは聞きっぱなしにせず、行動に移す。
・行動した結果を報告し、フィードバックを受ける。

3.メンターに頼りすぎない、期待しすぎない、依存しない

メンターの力を借りてステップアップする際に忘れてはならない3つのポイントがあります。

1. 頼りすぎない
2. 期待しすぎない
3. 依存しない

成長するのは自分自身であり、メンターはサポートに過ぎません。そして、自分の全てをメンターが叶えてくれるわけではないことをきちんと理解しておきましょう。

上記に挙げた3つのことは、メンターに限らずとも自分を支えてくれている人と適切な関係を築くときにも重要なポイントとなります。何もせずにメンターが面倒を見てくれるわけではありません。あくまで自身が能動的でなければその関係性を築くことはできないのです。

4.自分自身がメンターになったらどうする?

いずれ自分が成長したときには、後輩などからメンターになってほしいと声をかけられる立場になるかもしれません。そのときは、今まで自分が経験したことをできる限り伝えて、サポート役に努めましょう。

自分のメンターがしてくれたことを思い出し、どうすれば相手がステップアップするのか、サポートできるのかを考えて実行します。

人は人に教えることでより一層学びを深められます。なぜならば、自分が理解していないことは人に教えることができないからです。自分自身が人に教える立場になったときこそ、成長するチャンスです。

ただし、偉そうに振る舞ったり、人に指図をするような態度を取らないように注意しましょう。教える立場になったからといって、上下関係が発生するわけではなく、あくまで対等な関係でいることが重要です。

メンターから多くのことを学んで自身の成長に活かそう!

直属の上司では、仕事の成果や評価が気になってしまい、聞きたいことがあっても聞きにくいということがあります。仕事のテクニックも、自分一人で見つけるよりも先輩や上司に教えてもらった方が早いこともあります。

ある程度仕事にも慣れてくると、業務の効率的な進め方やお客様との円滑なコミュニケーションの仕方といった実務的な細かい部分での方法について知りたくなってくるものです。

そんなときこそ、頼りになるのがメンターの存在です。自分よりも先に進んでいる人から学ぶことは多くあります。精神的にも支えがいることは成長するための力になります。

仕事がうまくいかない、もうちょっと上手に物事を進めたいなど悩みを持つ人こそ、メンターを見つけて成長の糧にしましょう。

フリープランナー兼エディター。
2020年3月にインド政府公認校認定ヨガ指導者養成講座ヨガ哲学コース修了。ヨガ哲学に魅せられて、日々カルマヨガに専念しています。
「ヨーガ・スートラ」や「バガヴァッド・ギーター」を参考に、哲学や瞑想の視点から毎日の生活が楽しくなるヒントを伝えていきます。
マイブームはスパイスカレー作りとジャパ瞑想。
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