仕事とプライベート(家庭)を両立させるための6つのコツとは?充実したライフスタイルを!

忙しい現代人にとって、仕事とプライベートを両立するのが難しいように思えます。これら両方のバランスをとることは、なぜ大切なのでしょうか。今回は、バランスを保つことの重要性を紹介するとともに、バランスをとるコツをお届けします。充実したライフスタイルを送りたい方・新社会人の方は必読です!

バランスを保つことの重要性

忙しい現代人にとって、仕事とプライベートのバランスをとることは大変難しく、大きな課題であるといっても過言ではないと思います。仕事とプライベートのバランスを持つことが重要だと言われていますが、一体なぜなのでしょうか。

ある研究は、仕事とプライベートの時間に偏りが出ると、倦怠感や挫折を感じやすくなることや、心臓病、高血圧、うつ病など、さまざまなストレス要因を引き起こす可能性があると示しています。バランスの偏りは、体の健康に悪影響を及ぼす原因となるのです。

また、仕事とプライベートのバランスをとれている人は、幸福度が高いことがわかっています。国際連合が発表する「世界幸福度報告」で上位に上がる国に共通する点の1つが、ワークライフバランスが取れているというところ。仕事とプライベートのどちらも、同じ配分で楽しむことができれば、体力的にもそして精神的にも疲れを癒すことができるのではないでしょうか。

プライベート(家庭)と仕事のバランスを保つコツ6つ

1. 仕事とプライベートの時間を分ける


「仕事が忙しくて、なかなか2人の時間をつくれない」「2人の時間なのに、仕事に手をつけてしまう」

多くの人がこのような悩みを抱えています。新型コロナウイルスの影響を受け自宅で働くことが増え、ますます仕事とプライベートの時間に、メリハリをつけるのが難しいと感じる人が多くなりました。

仕事とプライベートのバランスをとるのが難しいと感じる理由の1つに、時間に制限を設けないことがあげられます。人は時間が無限にあると感じると、優先順位を考えずに時間を自由に使う傾向があります。仕事とプライベートの時間をどちらもしっかりと持ちたいと思うのであれば、まずは時間が有限であることを認識するために、仕事とプライベートの時間をしっかりとわけるようにしましょう。 

(例)

  • 午前9:00〜午後17:00までは仕事の時間
  • 17:00以降はプライベートの時間なので、一切仕事のメールは確認しない

仕事とプライベートの時間をきっちりとわけることで、決められた時間を効率的に使おうと、自然と脳が動き始めるようになるでしょう。

わけたあとは行動に移しましょう。決してプライベートの時間に仕事をしてはいけません。

メリハリをつけるためには...

「仕事とプライベートにメリハリをつけましょう」といわれても、どうすれば良いのかわからないことも。以下では、仕事とプライベートの切替方法をご紹介します。

【プライベート→仕事への切替方法】

  • プライベートの悩みを誰かに相談する
  • 仕事で「今日の目標」を立てる
  • 職場に心を落ち着かせられる場所を見つける
  • ワークスペースを整理整頓する
  • 業務を細分化する(例えば、資料2つ完成させたら一息つくなど細かくゴールを設定する)

プライベート→仕事への切り替えでは、いかに仕事に集中できる環境をつくり出すことができるかが重要です。

【仕事→プライベートへの切替方法】

  • 翌日の仕事のスケジュール管理は、職場でおこなう
  • SNSやスマホから離れる(仕事のメールチェックを避けるために)
  • 趣味を持つ
  • 休日の計画を立てる

体と心を休ませる時間を持つことで、仕事へのモチベーションを高めることができるでしょう。

2. 仕事の情報を共有する

仕事とプライベートにバランスをもたらすには、パートナーの理解が必要です。相手に自分の状況を理解してもらうためには、頻繁に話し合うことが大切です。

  • 今1番忙しい仕事は何か
  • 仕事にどれくらい時間がとられているか
  • 精神的不安はあるか
  • 疲労は感じるか
  • どれくらい担当している仕事に情熱があるか
  • 成し遂げた目標は何か

このような内容について話し合っておくことで、あなたが仕事で忙しくて、なかなかパートナーとの時間をつくれない時期があったとしても、相手は理解を示してくれるでしょう。忙しいとわかると、相手があなたを助けてくれる可能性も考えられます。

相手に理解してもらいたいのであれば、自分が置かれた状況を、相手に提示することが必要です。

3. 問題は早めに解決する

仕事で問題が起こったり、プライベートで問題が生じたりした場合は、できる限りはやめに解決にむけて取り組みましょう

「仕事について悩んでしまい、なかなかプライベートの時間を楽しむことができない」といったように、仕事で問題を抱えると、それがプライベートにも影響してしまうことがあります。

反対に、プライベートで問題を抱えると、仕事にも影響を与えます。仕事中に、プライベートで抱える問題について悩んでしまい、なかなか作業に身が入らないということはよくあることです。

このようにどこかで問題を1つ抱えると、多方面にネガティブな影響を与えかねません。また、解決できない問題がどんどん積み重なると、不安やストレスが大きくなっていき、なかなか対処しづらいということも...。

できる限りはやめに問題の解決に取り組むことで、問題を複雑にしたり問題を多方面に飛び火したりするのを防ぐことができます。

仕事の問題は、できるだけ早く上司などに相談をして解決に取り組みましょう。プライベートの問題には、できる限りはやめに相手と話し合ってみてください。

4. 優先順位を立てる

仕事とプライベートにバランスを持たせるには、優先順位を立てることが大切です。正しい優先順位を立てることで、限られている時間を最大限に活用することができます。ここでは、優先順位を立てるコツをご紹介します。

1. やるべきことを書き出す

まずはやるべきことを、紙やスクリーンに書き出しましょう。やるべきことの全体像を把握することで、脳は自動的に取捨選択をし始めます。この全体像が見えていないと、タスクの緊急度や重要度に関わらず、感情で優先順位を決めてしまい、失敗してしまう可能性があります。

2. 「時間管理マトリクス」に当てはめて考える

「時間管理マトリックス」に当てはめて、優先順位を立てていきます。時間管理マトリクスとは、作業の緊急度と重要度を4種類に分けて分析するというもの。

【時間管理マトリックス】

  1. 緊急度も重要度も高い
  2. 緊急度は低いが、重要度は高い
  3. 緊急度は高いが、重要度は低い
  4. 緊急度も重要度も低い

紙やスクリーンに書き出したリストを、これらの4つのマトリックス当てはめて、優先順位を立てていきましょう。

優先順位を立てるのが難しいのは、物事の重要度・緊急度を把握できていない場合が多いです。ご紹介した方法で、客観的に状況を把握していくことで、正しい優先順位が立てられるでしょう。

5. 無理はしない

「2人の時間をつくらなくてはいけない」とプレッシャーを感じてしまうと、精神的にも肉体的にも負担を感じてしまい、2人の時間を心から楽しめなくなってしまうでしょう。

そのため、仕事などが忙しくて2人の時間をつくるのが難しいと判断した場合は、無理に時間をつくろうとしないようにするのも1つの選択肢です。

もし、あなたが忙しくパートナーとの時間をつくれないと思ったときは、パートナーに相談してみましょう。相談して、パートナーにあなたの状況を理解してもらうことが大切です。あなたの状況を理解した相手は、2人の時間がしばらくつくれなくても理解を示してくれるのではないでしょうか。

「量よりも質」という言葉がありますが、この言葉は恋愛にも置き換えて考えることができます。デートの数よりもデートの質を高めることで、関係の深さや愛を育むことができるでしょう。デートの数を増やす努力をすることはいいのですが、デート自体を楽しむ余裕がなければ意味がありません。

相手の理解を得てから、ひと段落ついた頃にデートすることで、心から楽しむことができるのではないでしょうか。

無理をしないためには、限界を知ることが大切!

無理をしてしまう人の傾向として、自分の限界がどの程度なのかを認識していないことが多いです。限界を超えて頑張り続けてしまうと、燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥る危険性が考えられます。

仕事などで長期的に成果を出し続けたい場合や、長くプライベートを充実させたい場合には、自分の限界を認知し無理しないことが大切です。

限界を知るためには、人に相談する、ヨガや瞑想などをして身体に耳を傾ける、ジャーナリングで気持ちを思うままに書き出すなどが効果的ですよ。

6. 家事を分担する

女性の社会進出が進む今、カップルまたは夫婦で、家の家事を分担する必要性が問われています。家事の負担がどちらかに偏ってしまうと、体力的・精神的疲労をどちらか片方が強く感じるようになってしまいます。家事を平等に分担することで、お互い公平に、仕事とプライベートを両立することができるようになります

「家事シェア」の重要性の認識が広まっている現在、家事を平等に分担するのに役立つアプリが数多くあります。アプリを利用することで、より簡単かつ正確に家事を分担することができます。以下では、家事分担おすすめアプリをいくつかご紹介します。

1. Yieto(イエト)

出典:yieto

「よくある家事」のタスクをリスト化し、家事・育児の担当者を選択することで、作業の分担をはかるアプリです。ペアリング機能を使って2人で同じデータを共有できるため、変更を加えた瞬間すぐに反映されるのが特徴!

分担マップで、誰がどのくらいの割合で家事・育児を担当しているかが一目瞭然です。家事・育児の偏りを減らす工夫を考えるきっかけになるでしょう。

家事・育児について話し合うきっかけをつくる機能もついています。「家事はどの程度丁寧にするとよいか?」「家事家電は買うのか」といった質問に答えることで、2人の間の家事育児への向き合い方を確認することができます。家事・育児に関する2人のコミュニケーションを深めて、問題解決に導いてくれるのです。

スマートフォンでアプリを利用する場合は、夫婦間やカップル間のみのシェアが可能ですが、ウェブバージョンは、夫婦間だけではなく、息子や娘の参加も可能です。

Yieto(イエト)詳細はこちら

2. 家事の名は

出典:donikatachi.github.io

お子さんやパートナーとカレンダーを共有し、それぞれが担当する家事をリストから選ぶことで、家事の分担を促してくれるアプリです。既存の項目に加え、自分たちで項目をつくることが可能。家族の数だけ個性もあるため、家族オリジナルのルールが追加できるのは嬉しいですね!

家事をするとポイントが貯まる制度になっています。手間や時間がかかる作業ほど、ポイントが高くなる仕組みです。指定された条件の数だけポイントが貯まると、家族で決めたご褒美をゲットできるようになっています。「楽しい気持ち」「好奇心」から始まり、次第に習慣化できるように設計されているのです。

さらにこのアプリの特徴は、見えない家事・名もなき家事と呼ばれる「目に見えづらい家事」が与える負担を減らすことにも貢献します。

【目に見えない家事・名もなき家事の例】

  1. 粗大ゴミの回収を予約する
  2. カーテンを開ける
  3. テーブルを拭く
  4. 加湿器に水を入れる
  5. 郵便物をチェックする など

アプリには、「見えない家事」と呼ばれる上記の項目の家事が、リストに追加されています。

アプリを通して上記のような見えない家事を「見える化」することで、家事を担当した者への感謝の気持ちを、自然と芽生えさせることができるというわけです。

見えない家事は、意外と負担になるのにもかかわらず、それが見えにくいために評価されることがありません。アプリを利用して家事を見える化することで、家事を担当する者を評価してあげることができるのです。

さらにこのアプリでは、頑張って家事をしている相手に、感謝の気持ちとしてポイントを贈ることができます。「家事=当たり前」という概念を払拭し、感謝の気持ちを持つことや思いやりを育んでくれるアプリになっています。

家事の名は 詳細はこちら

コツをつかんで上手にバランスを取ろう!

このページを読んでいるみなさんは、仕事とプライベートのバランスを取りたいと考えている方がほとんどだと思います。仕事が好きだという理由で、プライベートの時間を必ず諦めなくてはいけないということはあってはなりません。逆も同じです。

仕事とプライベートを上手に両立させるのは、ほとんどの方にとって難しいことでしょう。ぜひ今回ご紹介した「バランスを保つコツ」を実施して、一日一歩ずつ両立への道を歩んでいってくださいね!

Z世代、ハワイアンダンス、ヨガ、国際コミュニケーション学部専攻(卒)元オーストラリア留学生。「誰もが生きやすい世界」をコンセプトに世界各地のカルチャー、社会問題×ライフスタイル、メンタルヘルス×ヨガなどを中心にお届けします!
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