あなたは大丈夫?「トイレ」でやってはいけない8つのこと

毎日誰もが使うトイレ。トイレでついやってしまう行動や習慣ってありますよね。実は、その中には健康やウィルス感染リスクを上げてしまうものも多くあるんです。今回は、トイレでついやりがちなNG習慣や行動をご紹介します。

トイレの習慣を見直すと起こるメリット

トイレは毎日使う大切な場所。ただ何となく使っているという方もいるかもしれません。けれど、実はその行動や習慣の中には、あなたの健康や美に影響することもあるんですよ。

トイレでの何気ない行動や習慣を見直すことで、痔を防いだり、悪臭防止、ウィルス感染のリスクを減らすことにも繋がります。

今すぐやめよう!トイレでやっていはいけないこと

1. 「トイレに長時間座る」はNG

長時間のトイレに座ることは、肛門への負担をかけることに繋がります。すると「痔」になってしまうことも。

ここ数年の腸活ブームでは、毎朝食後には「出なくても座る」を習慣化しましょうとも言われていますが、長時間トイレに座るのは避けた方が良さそう。

長い時間トイレに座ることで、脱肛してしまったり、肛門の組織に細菌が入り込み炎症を起こし、肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)を発症するケースもあるそう。

専門家の方の中には、適切な時間は、トイレに座ってから立つまでで「1~2分」という方もいます。本当に排便したくなるまで待ってトイレに行きすぐに出すのが理想です。そのためにも、普段から食べ方や運動などを含めた生活習慣を整えるようにしましょう。

2. 「お尻は『うしろ→前』に拭く」はNG

お尻の拭き方は、人種や宗教によって異なります。学校でも教えてもらえないため、どういった拭き方が正しいのかはわかりません。ただ何となく拭いているという方もいるかもしれませんが、このお尻の拭き方によって、特に更年期の女性に多い「尿もれ」からくる下着の悪臭を防止できるケースがあるそう。

専門家によると、適量のトイレットペーパーを手に取り「優しく当ててドライになるまで」吸い取ることを推奨。押し当てる時間の目安は、5~10秒。水分を含んだトイレットペーパーでこすって摩擦を加えると、小さなくずができ、尿道や膣に入り込む可能性があるため、押し当てている時は決して動かさないのもポイントだそう。

加齢によって女性ホルモンの分泌が減り、尿道周りの粘膜の表面が薄くなりますが、尿を拭き残していると、アンモニアが粘膜に入りやすくなるため、炎症が起きて悪臭がするようになるを言われています。

3. 「足は閉じて座る」はNG

洋式トイレで用を足す場合は、足は閉じるのはNG。

正しい座り方は、大きく股を開いて、前傾姿勢を取ること。両脚を合わせたまま排尿すると、一部が逆噴射して膣の中に入ってしまい不潔になってしまうことがあるそう。

4. 「トイレの蓋を開けたまま流す」はNG

便器の外へ水の飛散を防止するために、トイレの蓋を閉めることは有効と考えられているそう。

ただし、蓋の本来の目的は、便器内への異物の落下防止・意匠性・暖房便座の断熱性向上。水の飛散は軽減できますが、ウィルス感染という医学的な影響に関する知見は今のところありません。

新型コロナウィルス対策のために、トイレの蓋は締めた方が良いと耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、ウィルス感染に関しては、手洗いなど必要な消毒が行っているのが最もな予防法と言えます。

5. 「トイレにスマホを持ち込む」はNG

スマホを使う人は平均で、1日2時間スマホを使うと言われています。手を洗っても、その後スマホを触って、手にまた細菌を付着させ、それを他の人にも渡してしまうことはありえます。

トイレには、糞便物質による、細菌、病原菌、腸内細菌(腸管からの)が付着していると言われています。トイレのドア、ハンドル、蛇口、床はかなり汚れていることは分かりますよね。家のトイレは自分で掃除してキレイに保つことはできますが、公共のトイレに関しては、自分ではコントロールできません。

トイレは用を足す場所。けれど、例えば仕事や学校の環境から離れて、プライベートスペースに10分以上いられる場所は、トイレ以外にはないという方もいるかもしれません。

だからと言って、やはりトイレにスマホを持ち込むのは基本的にNGな行動と言えます。

6. 「デコレーションしすぎ」はNG

トイレにものをたくさん並べて飾ることはNG。理由はシンプル。お掃除が大変になるから。
例えば、ホコリはモノの周りに集まる性質があリます。そして当然、ホコリはモノのひとつひとつの上にも降り積もりますよね。すると、お掃除の手間がかかります。

もしどうしてもトイレのインテリアもこりたいというのであれば、凹凸が少なく、お掃除がしやすいものを選ぶようにしましょう。そして数は最小に!

7. 「トイレを閉め切っている」はNG

トイレのドアを開けっ放しにすることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。しかし、常にトイレを閉め切っていると、トイレが換気されないため、トイレの中に臭いが充満し、壁や床、便器にこびりついてしまいます。

トイレに窓がついている場合は窓を開けて換気をしっかして、ついていない場合は適宜トイレのドアを開けるようにしましょう。

8. トイレ掃除でNGな習慣

「便器内の形状に合わないブラシを使っている」はNG

トイレブラシの形が大きすぎると、便器内を隅々までお掃除できません。ブラシが届かない箇所は、常に汚れが残ってしまういます。隅々までお掃除できる大きさ、形かどうか確認しましょう!

ブラシを選ぶときは、先端が便器のフチ裏や、水の出入口のカーブにも届くかどうかまでチェックして、形状に合ったものを選ぶのがおすすめです。

「便器しか掃除しない」はNG

トイレ掃除では、便器以外も掃除しましょう。トイレ内の「床」「壁」「棚」「手洗い」「トイレットペーパーホルダー」「タオルかけ」「ドア」「ドアノブ」などを拭くようにします。特に、直接手で触れる「水を流すボタン・レバー」と「ドアノブ」は、除菌効果のあるもので拭き取るのがおすすめ。

トイレ習慣を見直そう

トイレ習慣を見直すことで、病気の予防、ウィルス感染など様々なことが防げるようになります。小さなことですが、行動や習慣を改めることで、暮らしがより豊かになっていきますよ。是非、参考にしてくださいね!

シンガポール在住8年フリーランスライター・ヨガインストラクター (全米ヨガアライアンスRYT200保持)。
WEBメディアを中心にライフスタイル、トラベル、ヘルスケア、エコについての執筆を手掛けながら、トレンドを取り入れつつそれぞれのニーズに合ったヨガクラスを当地で開催。
東洋と西洋の文化が集まるシンガポールからヨガや健康、ロハスなライフスタイルなど海外のトレンドをお届けします。
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