食べ過ぎた翌日のリセット方法5選!脂肪に変わるのは24時間~48時間後!

「食欲の秋」と言うように、秋は美味しいものも多い時期。欲望のままについ食べすぎた翌日後悔してしまうという方もいるかもしれません。特に外出自粛期間の現在はストレスから余計に食べすぎてしまうという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな方のために食べ過ぎた翌日のリセット方法をご紹介します。

秋の味覚が美味しい時期はつい食べ過ぎちゃう

食欲の秋と言われるようになった理由

「〇〇の秋」と聞くと、よく思い浮かべるのが「食欲の秋」という方も多いかもしれません。

秋と言えば、なしやぶどう、栗やさつまいも、また日本人の主食となるお米など、旬を迎える食材がたくさんあります。現代ではビニールハウス栽培は一般的となりましたが、昔は耕された畑で農作物を栽培していました。その時に採れた食材はその時期のうちにおいしく食べるという習慣が昔は根付いており、短い秋には旬を迎える食材がたくさんあったことから「食欲の秋」と言われるようになったと言われています。

旬の食材はただ美味しいだけでなく、その時期に必要な栄養素がたくさん含まれています。これから始まる寒さ厳しい長い冬に向けてたくさん栄養を蓄えるためにも秋に旬の食材をたくさん摂りたいでるよね。

秋に食欲が増すのは食材が美味しいからだけじゃない?!

秋は幸せホルモン・セロトニン分泌量が減る

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンというホルモン。このホルモンは、陽の光を浴びて分泌量が増えると言われています。つまり、陽の光を浴びる時間が短いことで、分泌量が減ることに比例します。

セロトニンには、満腹感を与えて食欲を抑える働きがあると言われています。陽の光を浴びる時間が短いことでセロトニンの分泌量が減ることを考えると、夏に比べて日照時間の短い秋は食欲が増えることに繋がるのです。 

気温の低下

人の体は寒い環境下では、脂肪を燃焼して体温を保持しようと働きます。エネルギーを消費した分を補おうとして食欲に繋がると言う説もあります。 お腹が空くというのは、エネルギー補給を訴える体からのサイン。こうした体のメカニズムからもダイエットには、寒い時期が最適と言われているんですよ。

食欲が増すのではなく、食欲が戻っただけ?

日照時間が長い夏は、それだけでセロトニンの分泌量が増えます。よって、食欲を抑えることに繋がりますよね。またうだるような暑さによって夏バテとなり食欲が減ってしまった方も多いのではないでしょうか。秋に入ると、過ごしやすい気温に落ち着くので、本来の食欲に回復することが多いです。

食欲が増したと勘違いする方もいますが、実際は食欲が元に戻っただけというケースも考えられます。

食べ過ぎちゃった翌日のリセット方法

食べることは決して悪いことではないですが、食べすぎてしまった翌日には「またやっちゃった・・・」と後悔する人も少くないですよね。そんな時も、くよくよ引きづらないことが大切です。

また前日食べ過ぎてしまっても、翌日にすべてが脂肪として体につくわけではありません。脂肪に変わるのは、約24~48時間後。その猶予期間をどう過ごすかで、食べすぎてしまっても後悔のない体作りができると言うわけです。

食べ過ぎた次の日には「すぐにリセットしたい!」と焦る気持ちはあると思いますが焦らずに丁寧にリセットを心がけて下さい。脂肪に変わる24時間から48時間を考慮してリセット期間は最低でも2~3日と考えて下さい。

1. 水分を多く摂る

食べ過ぎたは、塩分を過多の場合が多いため全身がむくみやすくなっていることが考えられます。また食事と一緒にアルコールを飲んでいると、むくみだけでなく脱水状態になることもあると言われていますので、リセット期間中はいつもよりも水分を多めに摂るよう意識して下さい。

飲み方のポイントは、のどが渇く前にこまめに摂るのこと。一気に飲んでしまうと水分の吸収率が下がってしまう恐れがあります。
また内臓を冷やすことは基礎代謝低下に繋がります。お水は常温のもの、もしくは白湯が理想的。

2. 食事と食事の間は4時間

食事と食事の間が長く空くことは、血糖値の急上昇を招く可能性があります。すると次に食べ物が体へ入ってきたときに、血糖値が急上昇しに繋がります。血糖値が一気に上がると、それを下げようとインスリンが分泌され血糖値が急降下し、糖が足りないと体は認識してしまいます。体は必要以上に糖を吸収しようとするので、その余ったエネルギーが脂肪として蓄積に繋がってしまうのです。

食事の間は、おおよそ4時間以内にすることがおすすめ。食間が4時間以上になる場合は、食塩不使用のナッツ類、きなこ入りヨーグルトなどを食べるのがおすすめ。リセット中もおやつはOKなんです。

3. お腹に優しい食事を摂ろう

食べすぎた翌日は、お腹に優しい食事を摂ることが大前提。また胃腸が疲労している可能性が高いので、刺激が少ないものを選んで胃腸を労わってあげることも大切です。

また、脂っこいものや、塩辛いもの、またスイーツなど砂糖過多のものをたくさん食べた、偏ったものをたくさん食べたと自覚のある方は、足りていない栄養を補う食材を摂ることもお忘れなく。

おすすめは野菜と果物中心に、食物繊維やカリウムなどを摂り、むくみや老廃物の排出を促すこと。また高タンパクな食事を心掛けると良いでしょう。鶏ムネ肉のような脂肪の少ない肉類、魚や卵がおすすめ。また胃腸を整える上で納豆など発酵食品も積極的に取り入れたいです。

リセット期間おすすめメニュー一例:

  メニュー
朝ごはん きなこ・バナナ・ナッツ入りのはちみつをかけたヨーグルト
昼ごはん 納豆、ごはん、旬の野菜を使った味噌汁
おやつ 食塩不使用ナッツ
夜ご飯 鶏むね肉の塩麹焼き、ごはん、旬の野菜を使った味噌汁

4. 適度な運動

リセット期間中は、普段よりも体を積極的に動かして、活動量を上げるようにしましょう。消化に繋がるのはもちろん、基礎代謝アップにも有効的。

運動の時間を確保するのが難しいときには、階段の上り下りや家事の量を増やして「ながら運動」をしてみたりするのがおすすめ。

5. 睡眠の質を上げる

痩せやすい体作りには「睡眠」がとても大切だということご存知でしたか?
寝ている間には、筋肉の修復や脂肪の分解、美肌効果が期待できる成長ホルモンが分泌されると言われています。これには睡眠の「質」が大切なポイントになってきます。

外出自粛期間中は、ホルモンバランスが崩れて睡眠の質が下がっている人も多くいると言われてます。睡眠の質を上げるために絶対にNGなのが寝る直前のスマホいじり。スマートフォンのブルーライトは脳を覚醒させる働きがあると言われています。スマートフォンは寝室には用いれないようにするのがベター。また、体が疲れた方が良いからと言って、激しい運動を夜遅い時間にするのもNGです。自律神経の交感神経が優位になってしまうため睡眠を妨げる恐れが。就寝前に体を動かす際はストレッチや軽めのヨガで、副交感神経を優位に立たせて、リラックスするように心がけて下さい。

その他にも、香りでリラックスしたり、湯船に使ったりすることも睡眠の質向上にもつながります。

食べ過ぎた翌日に断食はNG

食べ過ぎた翌日は、「食事をしない」ということ選択をする人も少くありませんが、これはおすすめできません。摂取カロリーを減らすことは、「血糖値の急上昇」と「脂肪燃焼のしにくさ」に繋がります。

食事を抜くことで、食事と食事の間が長くなってしまいます。すると前述したように、血糖値の急上昇に繋がります。

また食事のリズムが崩れることは体内時計も乱れやすくなってしまいます。体内時計の乱れは、基礎代謝の低下に繋がり脂肪燃焼しにくい体につながってしまうのです。

リセットで大切なのは、食べ過ぎた分を取り戻すために摂取カロリーを減らすのではなく、代謝を上げて脂肪の蓄積を予防することということをよく覚えておいて下さいね。

食べすぎてもくよくよしないで!

楽しかった時間を後悔せずに、頭を切り替えて上手に体をリセットすることで、楽しかった時間は楽しい思い出のまま残ります。外出自粛が続く中で、食べることは一種のストレス解消法にも繋がりますよね。美味しい旬の食材がたくさんある秋だからこその楽しみでもあります。

たくさん食べすぎてしまった後も「リセット」して楽しく過ごせる人が増えますように。素敵な秋を過ごして下さいね。

シンガポール在住8年フリーランスライター・ヨガインストラクター (全米ヨガアライアンスRYT200保持)。
WEBメディアを中心にライフスタイル、トラベル、ヘルスケア、エコについての執筆を手掛けながら、トレンドを取り入れつつそれぞれのニーズに合ったヨガクラスを当地で開催。
東洋と西洋の文化が集まるシンガポールからヨガや健康、ロハスなライフスタイルなど海外のトレンドをお届けします。
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