疲れがとれない…新生活のストレスに負けない!「疲れない暮らしのコツ」とは?

新生活が始まる春は、頑張りすぎて無駄に気疲れしてしまったりすることもあります。寝ているのに中々疲れが取れない、毎日身体がだる重い…など余計なストレスことも。そこで今回は、疲れやストレスに負けずに、心身ともに健やかに過ごせる暮らしのコツをお伝えします。

休んでいるのに疲れが取れない…その症状無駄疲れかも

春はストレスが多い時期

桜が咲く季節「春」。気候が暖かくなるこの時期は入学、就職や転職など環境の変化が重なるという方も多いですよね。そうした新しいことへの挑戦は、ワクワクさせてくれる反面、実は知らない間にストレスが貯まる要因にもなり得ます。

春のストレスの原因は主に「気候の変化」そして「環境変化」の2つに分けられます。

そうした変化に対応するために体力や気力がついていかずに自律神経が乱れストレスが生まれます。結果としてゴールデンウィーク明けに「五月病」として心身の不調を感じる方が増えるのです。

気候の変化

寒さが強い長い冬から暖かい春の気候へと変化することは、実は知らず知らずの内にストレスの原因となっていることがあるんです。

特にまだまだ気温が安定しない、春先の三寒四温の内は10℃近く気温が上下する日。「昨日は半袖でも良いくらい過ごしやすい日だったのに、今日はコートがいるほど寒い」ということも。外的な変化に対し、恒温動物である私たちは大変なエネルギーを消耗し対応していきます。

環境の変化

春は就職や転職、入学、異動や昇進などの環境の変化が著しい時期。新しい環境での人間関係の構築、新しいことを覚える作業などに追われる、また忙しくリラックスできないということも、なかなか心が休まらない要因に。

その症状「春のストレス」かも

  • 原因不明の倦怠感がある
  • 何にも興味が持てない
  • ネガティブになっている
  • ポジティブな人と関わるのが辛い
  • 朝起きられない
  • 食事が楽しくない
  • 人と会いたくない
  • 面倒くさい
  • ちょっとしたことでイライラする

季節の変化や新しい環境を変えることはできません。それでも、どんな些細なことでも上記のように、「いつもと違う」と感じることがあるのであれば見過ごさずに、適切に対処することで改善に繋がりますよ。

疲れない暮らしのコツ

運動

身体に空気を取り込みながら行う有酸素運動はストレスリリースに適していると言われています。また、気分転換のために外に出て散歩をすることやリラックス効果が得られる緑の多い公園で活動的に過ごすことも効果的。

週に数回よりも、毎日5分でも続けることで身体も心も変化していきます。

外に出て運動が難しいという場合は、朝起きて、「太陽礼拝(A)」をしたり、寝る前のストレッチをするだけでもストレスリリースに繋がりますよ。

気をつけたいポイントは、運動を一生懸命に行うことで、逆に疲労感が増したり、筋肉痛でイライラしてしまうこともあるということ。ストレスリリースのための運動の場合は、無理せず、焦らず、やり過ぎずに適度な運動を続けるようにしましょう。

食生活を整える

歓迎会やお花見なども多い時期である春は、意識しないとすぐに食生活が乱れてしまいます。またストレスも相まって、暴飲暴食に走ってしまうという方も。そのため、ストレスや疲労の蓄積は更に加速の一途を辿るということも。

疲れない心身を作るためにも、有効的な栄養素を積極的に摂取することもポイントです。

ビタミンC

ビタミンCは、気温の変化による体のストレスに効果的な栄養素と言われています。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や、春におすすめなのは「菜の花」です。旬のものを積極的に摂取することで、春先に必要な栄養を摂ることができ身体が元気になります。

トリプトファン

ネガティブな気持ちを前向きにしてくれる「セロトニン」と言うホルモンがあります。
セロトニンを多く分泌するのに助けになるのが「トリプトファン」というアミノ酸の一種。
卵や大豆製品、乳製品に多く含まれているので、卵料理やヨーグルトなど積極的に摂るようにしましょう。

鉄分

鉄分不足は、心身の疲れやストレスを増長します。
得に女性の場合は毎月の月経の影響もあり、鉄分不足に陥りやすい傾向に。

レバーや赤身肉、またサプリメントなども積極的に摂るのがおすすめです。 

湯船には毎晩浸かろう

疲れて帰宅した後、浴槽を洗ってお湯を沸かすくらいなら、シャワーだけでいいという方も現代には多いですよね。しかし湯船に浸かることは、血流アップによる老廃物の代謝、副交感神経への刺激しリラックス効果を高めることへ繋がります。

疲れをとる湯船の浸かり方

  • 温度は40度
  • 時間は10分から15分程度
  • 肩までつかる全身浴 

呼吸する

イライラしたり、疲れている、悲しいなどストレスを感じている時の呼吸は、無意識に浅いものになっている傾向の方が多くいます。

呼吸と自律神経は深い繋がりがあり、呼吸を整えるだけでもリラックス効果を感じることができるんですよ。

ナディーショーダナ(片鼻呼吸法)

「疲れているな」、「イライラしているな」という方は、是非数分間だけでも良いので呼吸に意識を向けて見て下さい。おすすめは、「ナディーショーダナ(片鼻呼吸法)」です。

ナディとは「気の通り道」、ショーダナとは「浄化」という意味のサンスクリット語が組み合わさったナディーショーダナ。左右の鼻から交互に呼吸し、自律神経が整て、心身のバランスをとる効果がある呼吸法です。

右の鼻での呼吸は、左脳を活性化させ交感神経を刺激し、活発さ、緊張感、興奮感を生み出します。左の鼻での呼吸は、右脳を活性化させ副交感神経を刺激し、リラックス感、落ち着き、穏やかさを生み出します。

良質な睡眠

睡眠は自律神経のバランスを整えて、心身ともにリラックスするためには欠かせません。「疲れているのに寝れない」、「寝ているのに疲れがとれない」などの症状がある方は以下を参考にして下さいね。

良質な睡眠をとるために心がけたいこと

  • 湯船に使ってリラックスする
  • 就寝前に軽いストレッチをする
  • 就寝2時間前には電子機器の使用を避ける

疲れない暮らしの基本は自分に優しく

頑張り屋が多く、真面目なのは日本人の長所でもあります。けれど、頑張りすぎて自分のことをいい加減にしてしまうのことは控えたいですよね。自分に優しく、セルフケアをすることで、疲れない暮らしを整えることができます。ストレスの多い春も皆さんの暮らしが心身共に持続可能になっていくことを願っています。

シンガポール在住8年フリーランスライター・ヨガインストラクター (全米ヨガアライアンスRYT200保持)。
WEBメディアを中心にライフスタイル、トラベル、ヘルスケア、エコについての執筆を手掛けながら、トレンドを取り入れつつそれぞれのニーズに合ったヨガクラスを当地で開催。
東洋と西洋の文化が集まるシンガポールからヨガや健康、ロハスなライフスタイルなど海外のトレンドをお届けします。
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