【編集部が行く】ピラティス体験取材で分かった驚きの効果やヨガとの違いについて!

今回の編集部体験取材は「zen place pilates」さんでのピラティス体験です。やってみて分かった、やった人にしか分からない、その驚きの効果や今更聞けないピラティスとヨガの違いなど。徹底解説します!

はじめまして「PILATES HACK」(ピラティス ハック)です。

YOGA HACK編集部は今回、PILATES HACK編集部として活動することになります。
なぜなら!!今回の体験取材は「PILATES(ピラティス)」なんです。

ヨガの親戚?ヨガの兄弟?はたまた、、、ヨガのライバルなのでは?
似ているようで違うその目的や成立した背景。その違いであったり、体験を通して分かったピラティスの効果やおすすめポイントをお伝えしていきます!

ピラティスとは、ピラティスさんが作ったエクササイズだった!

リハビリ目的として開発されたピラティス

ピラティスとは、ドイツで看護師をしていたジョセフ・ピラティスさんが1920年代に提唱したメソッドで、リハビリを目的として開発されたエクササイズです。

Joseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ピラティス)さん

ピラティスさんは体が丈夫では無く、病弱な自分を鍛えることに興味を抱いたそうです。そこで、ボクシング、ヨガ、座禅、体操、武術などありとあらゆるジャンルのスポーツやエクササイズを積極的に試し、自身の体をどのように強くしたらいいかという研究を続けたそう。

その結果、様々な要素を組み入れた独自のエクササイズを考案し、ピラティスメソッドとして知られるようになったのです!

戦後、NYで爆発的人気に!

戦後のアメリカにピラティスメソッドが渡り、彼の考案した斬新なエクササイズが、ニューヨーカーの注目を浴びました!昔も今もトレンドの発祥はニューヨークなのですね。
全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールする今までに無いエクササイズとして、ニューヨークで活躍するダンサーやアクター、またスポーツ選手や富裕層などを中心に愛されるようになったのです。

100年近く世界中で愛され続けるピラティス

近年でもよく耳にする、〇〇式メソッドに〇〇流ダイエット。でもその大半が一過性で終わってしまいます。
そんな中、ピラティスは、100年近くに渡り世界中で愛され続け、今では世界中で2000万人以上の人が行う人気のエクササイズとなりました。そこまで愛され続ける理由とは一体何なのでしょうか?

答えはただ一つ。「効果を実感できるから」に尽きるのでしょう。
なんと、ピラティスは「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」と言われているほど!!

「体のすべてが変わる」とまで言われる、その驚くべき効果について見ていきましょう。

30回で体のすべてが変わる!と言われるピラティスの5大効果

1、姿勢が良くなり、猫背・腰痛・肩こり改善へ

ピラティスは体幹(インナーマッスル)を鍛えることができます。
体幹とは、ボディビルダーの見た目に分かるムキムキな筋肉とは異なり、体を「支える」深層筋の筋肉のことです。
体を自分でコントロールできるようになると、自分の姿勢を正しい位置に持っていくことができるようになるため姿勢が良くなります。
姿勢がよくなれば、結果として、猫背や腰痛や肩こりなどの慢性的な症状の改善も期待できます。

2、太りにくいメリハリのある体に

身体のゆがみは、本来不要である体の部位に脂肪や筋肉がつくことを招いてしまいますが、ピラティスは、自分の身体を本来あるべき正しい位置にコントロールするので、骨格や身体のゆがみを改善することに繋がり、結果的に余分な脂肪は無い、必要な筋肉は兼ね備えられた、メリハリのある体になれるのです。
体が歪んだ状態での、エクササイズやトレーニングは、不要な場所に筋肉をつけバランスの悪い体になってしまったり、体を痛める原因にもなるので要注意ですよ。

また、ピラティスは筋肉量も増えるので基礎代謝が上がり、長期的に太りにくい体を作ることができます。

3、スポーツのパフォーマンス向上に

安定した体の軸を作ることは、ケガをしにくくなったり、他のスポーツでのパフォーマンス向上にも繋がります。
特に一部の筋肉だけを使いがちなスポーツの場合、体幹でなく一部の筋肉だけで体を使おうとするので、思うように体が動かせず、スポーツの成果やトレーニングの効果が出ないといったことがあります。
実際に今回体験取材したBASIピラティスさんにも、多くのアスリートの方が通っているそうです。

4、マタニティの方の出産の備えにも

出産時に重要な、骨盤の強化をピラティスを通して行うことができます。骨盤を正しい位置でしっかりと支えられる体幹をつくっておくことがお産準備の運動として効果的なのです。

前述のとおり、ピラティスは元々リハビリ目的として開発されたもの。負荷が少なく安全に出来るので安心して取り組むことが出来ます。

また、重心が前方に変わっていくことで妊婦さんを悩ます腰痛にも効果的です。背骨や背中の筋肉の強化を行い、バランスを保ち、腰痛の緩和に繋げていきます。

5、精神面の安定

整体では自律神経のバランスが乱れているかどうかを背骨の状態で確認します。背骨のゆがみは体の不調だけでなく、精神面(神経系)のゆがみも引き起こし、自律神経の乱れに繋がります。

ピラティスは体の細部に意識を向け、自分の身体を適切な位置へとコントロールしていくエクササイズのため、背骨が正しい位置へと自律神経を安定させる効果があるのです。

ヨガとの違いとは?

ピラティスとヨガって動きや内容も似ているし、違いって何なの?と思っている人も多いのではないでしょうか。呼吸法の違いや、瞑想の有無など細かな違いはありますが、似た動きは確かに多く存在します。それは、前述の通りにピラティスさんが、様々なトレーニングを研究する中でヨガの動きも同様に研究し、自分のメソッドに取り入れてきたからなのです。

誕生した背景(起因)が異なる

一番大きな違いは、ピラティスがリハビリから生まれたエクササイズに対し、ヨガはインドの宗教や文化と密接に関係する行いだという点です。

目的が異なる

ヨガには「繋ぐ」という意味があり、本来自分自身の身体と心を結びつけて一体化し、自然そして宇宙までとも繋がることで苦痛から解放され、心の安定を得ることにあります。心の充実や幸せをいわば最終目標のように考えています。
対して、ピラティスはリハビリ目的で開発されたこともあり、正しい骨格を意識し、全身の筋肉を自分自身でコントロールすることを目的とします。
もちろん、ピラティスも肉体の鍛錬を通して精神面をコントロールしたり、心のリフレッシュにも繋がる要素は兼ね備えていますが、成立した背景が異なるため、動きは似ていても根本的な目的が異なるのです。

ピラティス体験をさせていただいたのは「zen place pilates」!

前置きが長くなってしまいましたが、今回の体験取材についてここからリポートしていきます!!
お邪魔したのは、世界30カ国以上に展開する世界最大級のピラティススタジオ「zen place pilates(旧basiピラティス)」。
今回は麻布十番店にお邪魔しました。

レッスンしていただいたChieko先生をご紹介!

麻布十番店インストラクターのChieko先生。芸能界で活動されていた経歴もあり、初対面のChieko先生のまばゆいほどのオーラに緊張する編集部。
そんな緊張をよそに、とってもフレンドリーでキュートな先生!こんな方に、zen place pilatesに通えばピラティスを教えてもらえるのか(うっとり)とミーハー魂がさく裂します。

今回体験したのは、マットピラティス!

レッスン開始前の様子

ピラティスは大きく分けて二つの種類があり、「マットピラティス」と「マシンピラティス」です。マットピラティスは、マットの上で正しい姿勢を保ちながらエクササイズを行っていきます。マットピラティスは、基本的に自分の体重(自重)を負荷にして行っていきます。
対して、「マシンピラティス」はマシンを利用して行うピラティスです。マシンを使うことで自在に負荷を高めることができるので、必要な部位に必要な抵抗を与え、弱い部分の強化を行うことができます。

マシンピラティスに使う器具

ただ、前述した一般的なピラティスの効果である体幹強化やしなやかな体作りという意味であれば、マットピラティスでも十分な効果が期待できます!また、何事も継続に勝るものはありません。マットさえあれば自宅でもできるマットピラティスは初めてピラティスをする方にはオススメです!

ピラティスレッスン開始です!

最初にお伝えしておきますが、ちょっと全体的に地味な動きが多いんです。取材後、ヒーヒー言いながら筋肉痛だー!と騒いでいたのに、撮影写真を見て編集部も驚き。「あれ、あまり写真映えしてない…」。

でもやってみれば分かります。確実にきついんです。体の細部を丁寧に扱うため、派手な動きは確かに少ないですが、体幹やインナーマッスルに即効性を感じられるエクササイズであることをお約束します。

レッスン前に、Chieko先生が人体模型を使って、背骨や骨盤、仙骨などレッスン内で、意識して使っていく体の部位の説明をしてくれました。
まず、視覚的に場所を確認することで、繊細に正確に自分の体を扱っていくことができます。

まずは、呼吸調整から。ゆっくり胸式呼吸を行います。ピラティスのレッスンはヨガの腹式呼吸とは異なり胸式呼吸です。「腹式呼吸=副交感神経を優位に」「胸式呼吸=交感神経を優位に」といった違いがあり前者はリラックス効果を高めながら体を動かす。後者は集中力を高めながら体を動かすといった呼吸法による精神面への効果の違いがあります。

エクササイズ開始。まずは、仙骨にボールを当て寝ていきます。骨盤は床と平行に。正しい背骨のカーブをキープした状態。体の部位が正しい位置にあることを確認しながらゆっくり片足を上げ下げしていきます。

慣れてきたら、両足を揃えて床ぎりぎりまで上げ下げします。正しい骨格を保つため、常に体に意識を向けながら、足を上げて、骨盤は床と平行で、背骨は自然なカーブをキープしながら、、、あ”ー考えることがいっぱいなんだよう!!!
そうなんです。ピラティスは「頭脳も使うエクササイズ」。ただ、やみくもに体を動かすのではなく、体の仕組みを理解することで、自分の体をコントロールできる力が身に付くのです。

骨盤を自分の方に傾けたり、床と平行にする(けっこう地味な)エクササイズ。Chieko先生がアジャストしに来てくれて、冷静な顔を保ちつつ心の中ではガッツポーズな編集部。

嬉しさがついに顔ににじみ出て笑ってしまう編集部。おへそを引き込み、足を踏み込み骨盤を持ち上げます。骨盤を傾けたまま持ち上げる動きは、インナーマッスルが鍛えられてるのが明らか。お腹の奥の方がじりじりと熱くなってきます。

次に足を閉じて膝を曲げ骨盤ごと右に傾けます。背骨が下からねじれている状態を作り、それをもとの位置に戻す動作を繰り返します。息を吐いてお腹を薄くしながら元の位置に戻します。

吐く息でお腹をうすーく。先生がお腹をぺったんしにやって来てくれました。ぺったんできてないのが、先生に見破られていたようです。

両手を頭の下で組んで、吐く息で頭を起こします。おーこれは腹筋じゃないか。
とはいえ、肩甲骨が浮くところまで体を起こす。床と平行に骨盤は保つ。意識することがいっぱい!こんなに頭を使いながら体に意識を向けながらやる腹筋はお初。
こんなに地味な動きのに(何度も言う)、脳細胞も体の全細胞もフルで活性化中!

バリエーション。手を合わせ膝に差し出し、左右の太ももの横側に手を沿える。息を吐きながら交互に行います。先生が近づくと頑張りすぎちゃう。照

肩甲骨の間にボールを入れ、頭を持ち上げ、両足90度を保ったまま腕を上下に振ります。「ワンハンドレッド」というエクササイズらしく、本来100回やるらしいです。恐怖。

自分自身がボールのようになって体をコロコロマットの上で転がしていく動き。
ボールを膝の間に挟んで、体を丸めながら行います。
まな板の上で転がるゆで卵のように、たまに重心がブレながらも何とかコロコロ。

これはヨガでもよくやるキャット&カウのポーズ。余裕余裕~♪と思いきや、、膝を持ち上げたー!!お腹を丸めて両膝を1cm床から浮かす。たかが1cm、されど1cm。きつい。

次は横向き。左腕を枕に真っすぐ寝る。体を一直線に保ったまま体を浮かして、キープ。
肋骨の方向に骨盤を連れていく意識を持つことで足が更に浮いていきます。なるほど。体の部位どうしの関係性を学べば更に、効果的に体を動かせるということを理解!
骨盤背骨の揺れを最小限にしながら、この状態で手を上げ下げ。体の軸を意識しながら体を動かします。

肘を着いて骨盤持ち上げたり下げたり。ちょっと、写真映えな動きをいただきましたw

ボールを胸の下に入れた状態でヨガで言うところのコブラのポーズ。普段丸まりがちな、胸の背骨を反らすうごき。

ベストポジション、お休みのポーズ。ヨガで言うチャイルドポーズですね。
すでに、体の各部位の深層部から、悲鳴が上がってきている、、

最後は足を持ち上げて、アップストレッチ(ヨガでいうダウンドッグ)。お尻を天井につきあげ、膝を伸ばすことで、太ももの裏側が気持ちよくストレッチされます。
血液が体の中を駆け巡り、全身ポッカポカ!を余裕で通り越して実は汗だくです。汗

レッスン終了!

お疲れ様でした!最後にちゃっかり、写真映えなポーズをねだる編集部。
先生、ありがとうございました!レッスンを受けて、ピラティスの効果を体幹で体感した編集部!
改めて感想と合わせて、おすすめポイントをまとめます。

zen place pilatesの体験レッスンを受けてみて。おすすめポイント!

こんな方に全力でおすすめしたい!

  • 体の動かし方の正確性を学び、必要な筋肉や体幹を身につけたい方。
    リハビリ目的で生み出されたピラティスだからこそ、よりダイレクトにエクササイズを通して体の正しい使い方や必要な筋肉・体幹を習得できると言えます。zen place pilatesはインストラクターも全員正社員で、専門的に勉強した面々が揃っています!

  • 年齢や健康状態、体の固さに関わらず、誰でも行なうことが出来るよ!
    ヨガはストレッチ効果の高いポーズも多く入ってくるのに対し、ピラティスは体幹やコアを使うポーズやエクササイズが中心。体が硬すぎてヨガを諦めてしまった…という方にもおすすめです!
    男女比は店舗にもよりますが6(女性):4(男性)程度だそう。年齢層は30代~50代が多く見られます。

  • 人生100年時代といわれるこの時代に。一生ものの健康な体を手に入れたい方!
    適切な自分の体をコントロールするために必要なものを効率的・効果的に手に入れる。
    一生ものの健康な体を日々の行いで手に入れるには、「ピラティス」がとても有効的だと今回の体験レッスンを通して強く感じました!!

現在、全店舗のzen place pilatesでは、体験&入会キャンペーンを実施中です!詳細は以下からご確認いただけます。(関東を中心に全国展開中)

zen place pilatesの詳細&キャンペーン情報

zen place pilatesのみなさん、ありがとうございました!

姿勢改善や肩こり・腰痛といった体の不調解消だけでなく、身長が伸びた、足が美脚ラインになった、といった他にも様々な効果を感じるお客さんが多いそう!
筋肉痛が何日か続きましたが、そんな嬉しい効果もあるなら頑張れちゃう!
はぁ、Chieko先生素敵!

体験後、あっさりハマって早速通っています。ヨガと目的別に使い分け!By編集部

zen place pilatesの詳細&キャンペーン情報

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