【世界のオーガニック事情①】米国ポートランドから最先端トレンドをリポート!「植物性プロテイン」が人気加速中!

ヨガやワークアウトをする方が最近プロテインをうまく活用されている中、一般的なホエイではない植物性プロテインを選択したり、内から体質改善を狙ってプロバイオティクスなど菌を摂取する方が増えています。 注目が高まっている植物性プロテインの海外市場の様子を見てきました!

植物性プロテインとは?

 植物性プロテインは、ベジプロテインやヴィーガンプロテインなどとも言われ動物性原料を使わないのでヴィーガンの方ベジタリアンでも安心して使用できます。最近ではベジタリアンやヴィーガンの方だけでなく、そのヘルシーさや食物繊維はじめ様々な栄養素も揃っていることから、体を鍛える男性から美肌美髪や体質改善を狙うワークアウト女子の中でも選ぶ方が増えています。

 英語の表記では、乳製品を摂取しない「dairy free (デイリーフリー)」や、肉魚などを除いた野菜や穀物中心の食生活の「plant based (プラントベース)」と表示されているものが植物性プロテインにあたります。

植物性プロテインの種類

よく利用される植物性プロテインは下記の3つです。

1.ソイプロテイン

大豆由来のアミノ酸スコアが100の完全たんぱく質なので動物性プロテインに劣らないプロテインだと言えます。ゆっくりと体に吸収されるので満腹感を感じやすい野が特徴です。

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2.ピープロテイン

エンドウ豆から作られるPea Protein(ピープロテイン)は、ホエイプロテインなど動物性プロテインなどでしか基本摂取できない筋肉主成分のアミノ酸BCAAが含まれているので注目されています。また、大豆アレルギーのかたも多いのでソイプロテインの代替になります。

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3.ヘンププロテイン

たんぱく質の含有量と吸収率は大豆以上とも言われています。日本でもオーガニックのヘンププロテインが手に入ります。少し価格が高くなりますが、質の良い植物性プロテインを求めている方におススメです。

他には「発芽玄米プロテイン」など米由来のプロテインなども登場しています。

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植物性プロテインの特徴

低脂質

ホエイプロテインやカゼインプロテインなど乳製品由来の動物性プロテインは、コレステロール値が高くなりがちで普段の食生活で脂質を抑えたりバランスを考えないと「太りやすくなる」というデメリットもあります。一方で植物性プロテインはヘルシーで、食物繊維も豊富など腸内環境を良好にしてくれるメリットもあります。

高アミノ酸スコア

 筋肉をつけたい方は、筋肉成分の元になるアミノ酸スコアを元に計算されたりする方もいますね。動物性でない食材は100でないことが多いですが、実は大豆などは肉と同じくアミノ酸スコアは100でバランスは良いです。

ムキムキではない女性らしい引き締まった身体へ

ホエイプロテインは体内吸収が速く、筋肉合成に役立つアミノ酸BCAAなど多く含まれているのでムキムキを目指している方向きですが、ウエイトは増やさずに「女性らしい引き締まった体」を作りたい方などは植物性プロテインが合っているかもしれません。また、アミノ酸スコアが100でないものでもそれぞれの良いところをミックスして使っても良いですね。

海外マーケット現場

今回はワークアウトをライフワークに取り入れる方が特に多くオーガニック食品の普及が進んでいる、アメリカのプロテイン事情を紹介します!

植物性プロテイン

日本でも認知度が高いブランドVegaの植物性プロテイングリーンシリーズの様々なテイストが用意されていました。

USDAオーガニック認証のついたヘンププロテインも最近だと人気が高いようです。チョコレートやストロベリーのようなテイスト付きでないと日本では売れにくいそうですが、米国では原料がプロテインオンリーのものも多くストックされていました。多少手間でも自分でオリジナルアレンジをしてプロテインを飲む方が多いようです!

【店舗紹介】Fred Meyer

Vegaの商品を見る (iHerb)

プロテインバー

日本でも簡単に栄養補給ができるため、仕事で忙しい方からも需要も高いお菓子感覚のプロテインバーは幅10メートル以上の棚に所狭しと並べられています。

 日本でも輸入されていたブランド「CLIF(クリフ)」はじめ、アメリカで販売されているプロテインバーは、GF(グルテンフリー)かつNon-GMO(非遺伝子組み換え)は必須項目のようです。デーツなどのドライフルーツで甘みをつけてノンシュガーにしていたり、動物性の食材は使わずヴィーガン対応にしていたり、種類が豊富なので飽きが来ないことも人気の理由ですね。

日本では大豆バーなどサクッとした食感が好まれるので、アメリカ人が好きな生クッキーのようなスティッキーなバーはまだ難しい市場ともいわれてますが、素材そのものを感じられて美味しいですよ。

【店舗紹介】Albertsons

 

スーパーフードプロテイン

今回訪れたオレゴン州に本社を構える世界的に有名な穀物メーカーBob's red millでも植物性プロテインが豊富に用意されていました。
なんと、ブランドを象徴する赤ジャケットで白髭の「Bobおじさん」にもお会い出来ました。90歳近いにもかかわらず陽気に一曲弾き語りをしてくれたのですが、凄い声量でパワフルな歌声でした!

チャイやバニラ味の植物性プロテインにはピープロテインをベースにし、ファイバー(食物繊維)も入っています。砂糖ではなくモンクフルーツで甘みを付けているのも良いですね。
チアシードなどのスーパーフード入りやアメリカ人が大好きなプロバイオティクス入りなども人気なようです。プロバイオティクスについては後ほど少し紹介します。

【店舗紹介】Bob's Red Mill

 

プロバイオティクス

腸内フローラや善玉菌などを聞いたことはありますか?ヨーグルトなどの乳酸菌は良く知られていますが、腸内環境を整える良い菌「プロバイオティクス」がアメリカでは現在大変人気です!
飲み物でもお菓子でもプロバイオティクス入り商品をよく見かけました!

植物性プロテインを利用する方もプロバイオティクス入りのものを選んだり、写真のようなドリンクショットを積極的に取り入れる方が多いようでサプリコーナーにはたくさんの数と種類が用意されていましたよ。

【店舗紹介】 NEW SEASONS MARKET

 
 

植物性ミルクも一緒に

手前の棚にはアーモンドミルクやカシューミルク、ヘンプミルクはじめ、全て植物性ミルクが並んでいます。種類もメーカーも豊富なので毎日のミルク選びが楽しくなりますね。プラント(植物性)ベースなプロテインを選んだのであれば、せっかくなので溶かすミルクも乳製品を使用しない「dairy free (デイリーフリー)」を選択してみてはいかがでしょうか。 

【店舗紹介】WHOLE FOODS 

最後に

植物性のプロテインは動物性プロテインなどに比べて確かに液体に溶けにくいので少し粉っぽくなってしまいます。最近のブランドはどれも薬よりは美味しいのは確かなので、時にはスムージーやパンケーキなど食事にプラスした使い方なども取り入れながら利用してみてはいかがでしょうか。お子さんにも植物性プロテインは無添加のシンプルな作りが多いですし、肥満児になるリスクも動物性プロテインに比べて低いのでおススメです。

世界中を旅しながら、オーガニック商品を輸入をしています。
日本ではまだ珍しい、乳製品(チーズ)や海藻(シーウィード)のオーガニック認証獲得商材をお探しの方は連絡ください。
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