改めて見直してみよう。ヨガをしても痩せない原因を4つ解説!

ダイエットのためにせっかくヨガを始めたのに、全然痩せずにがっかりしている人はいませんか。しかしそのために「ヨガは痩せない」と結論付けるのは早急です。ヨガは確実に痩せる効果がありますから、ヨガを実践しても痩せないのはその方法が正しくない可能性が高いのです。 そこでここでは確実にヨガで痩せるために、痩せない原因と、直すべき点を4つ解説します。

ヨガも含めて痩せるには公式がある

ヨガに限らず、あらゆるダイエットには成功のための公式があります。これさえ成立していれば確実に痩せる、というものです。

それは

摂取カロリー<消費カロリーなら痩せる

というものです。

これは「食事やおやつで食べたカロリーよりも、運動や生きていることで使ったカロリーが多ければ痩せる」というごくシンプルであり、かつ厳然とした事実です。

このうち消費カロリーとは、脳を働かせて考え、身体を動かして行動し、肺を動かして呼吸をし、胃腸を活動させて消化する、ということで消費する基礎代謝と、意図的な運動によって脂肪を燃焼させる運動代謝の合計です。

この合計の消費カロリーが摂取したカロリーよりも多ければ確実に痩せていくのです。

ヨガの効果は消費カロリーのアップ

ではなぜヨガが痩せるのか、つまりヨガがなぜ「痩せる公式」を成立させているのかという話に移りましょう。

ヨガの運動での消費カロリーは意外に少ない

ヨガは、ゆったりとした運動です。したがって筋トレほどには筋肉に負荷をかけませんから、「運動代謝」は意外に少なく、平均で200kcal程度です。

これに対して激しいダンスなどのエクササイズは約300kcal、ゆったりした水泳でも1時間泳げば500kcal程度は消費しますから、ヨガの運動代謝はそれほど多くないということがお分かりでしょう。

ですから、ヨガが痩せる理由は運動代謝が多いから、ということではないのです。

ヨガの痩せる効果は基礎代謝量のアップで発揮される

ではなぜヨガが痩せるのかというと、ヨガは消費カロリーのもう1つである「基礎代謝」の量をアップさせるからです。

 ヨガはウォーキングや水泳と同じ有酸素運動です。

有酸素運動とは、酸素をたくさん身体に取り込み、その酸素を使って体内の脂肪を燃焼させていく運動です。これに対して筋トレなどの無酸素運動は酸素を使わず、体内にある糖分を燃焼させ、脂肪はほとんど燃焼させない運動です。

ですからヨガを実践すると、体内の脂肪が燃焼し、同時に血行が改善して代謝機能がアップします。それによって痩せていくのです。

 加えてヨガのポーズは身体の内部にあるインナーマッスルを鍛えます。

インナーマッスルとは腹筋や胸筋などの身体の中で最も大きな筋肉の1つですから、これが大きくなるということは、筋肉で消費する基礎代謝量も増えるということです。

ですからヨガをすると、痩せる公式の「消費カロリー」が格段にアップするので自然に痩せていくわけです。

リンパの流れがよくなることも基礎代謝量アップに貢献

さらにヨガは骨格や骨盤のずれを矯正します。すると歪んだ骨格やそれによって正しい位置になかった筋肉のために滞っていた血液やリンパの流れが改選します。すると体内の老廃物が体外に排出されるデトックス効果が生まれます。

これによってまずむくみが取れて痩せると同時に、身体の老廃物が体外へ排出されるために、更に基礎代謝量を上がり、痩せていくのです。

 ストレスによる過食もなくなる

さらにヨガの呼吸法は、自律神経のバランスを整え、睡眠不足を改善させ、それらによってストレスを解消します。するとストレス解消のためにしていた過食や暴飲暴食がなくなり、それによっても摂取カロリーが減って痩せていくのです。

加えてストレスが解消されると、自分の身体に意識を向くので、食べ方、食べるもの、飲むものも自分に必要な良いものを求めるように変わって来ます。

それも相乗効果で、ダイエットにつながります。

ヨガをしても痩せない原因4つ

このように、正しく実践すれば確実に痩せるのがヨガだということがわかりいただけたでしょうか。

ですから、ヨガを実践しながら痩せない、というのは実践しているヨガが「正しくない」からなのです。あるいはヨガは「正しく」ても、それ以外に痩せる公式に反した行動をとっているのです。

ではその「正しくない」こととはどのような部分なのでしょうか。

 1 ヨガのポーズを取るだけで身体に意識が向けられていない

1つは、ヨガのポーズを形だけ真似している、ということです。

ヨガのポーズは身体の各部位を刺激します。ですからその刺激されている部位を意識して、よりそこに「効くように」ポーズを取り、各部位に力を入れたり、力を抜いたりしなければダイエット効果は上がりません。

 2 代謝する以上にカロリーを取っている

またヨガをしているから痩せるだろうと安心して、食生活を見直さず、余計なカロリーを摂取していたら、いくらヨガで消費カロリーを増やしても、当然痩せる公式が成立しません。ですから結果的にダイエット効果は上がらないのです。

 3 ヨガを実践する頻度が少ない

ヨガによる基礎代謝量のアップは、継続的なヨガの実践によって実現します。

しかし、時々思い出したようにヨガを実践しても、その瞬間は身体の内部が基礎代謝のアップに向けて整ったとしても、その状態を維持させないと、すぐに身体の内部は元に戻ってしまいます。

すると基礎代謝量は結果的に増えませんから痩せるという結果を得られないのです。

ヨガで痩せようと思ったら、ヨガスタジオに月に1回通って1時間行うよりも、自宅で毎日10分ずつ行ったほうが、ダイエット上ははるかに効果的なのです。

 4 呼吸が十分でなく、有酸素運動になっていない

またヨガで痩せない人に共通することは、ヨガのポーズは正しく取っても、呼吸を止めたまましていたり、深呼吸が少なかったりする点です。

 それでは体内に酸素が取り込めませんから、ヨガがダイエット効果を上げている理由である有酸素運動になりません。ですから、ヨガを実践しても痩せないのです。

これを改善させるためには「腹式呼吸」の実践が最適です。その方法については以下を参照してください。

ヨガの腹式呼吸とは?そのやり方と心身へのさまざまな効果

まとめ

いかがですか。

ヨガを実践しても痩せない、という人は、思い当たる点がいくつもあったのではないでしょうか。

ヨガは正しく実践すればほぼ確実に痩せるものです。ですから、以上の注意点をしっかり意識し、思い当たる点があれば改めて、「当たり前のように痩せる」ヨガを実践しましょう。そうすればきっと美ボディが手に入るはずですよ。

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旅、蕎麦と酒(全ジャンル)、落語、そして猫をこよなく愛する大阪在住ライターです。
最近は肩こりがさらにひどくなり、デスクでPCに向かいながら上半身ヨガで何とかしのいでいる日々。
しかしそのおかげで左半身のだるさが取れました!