ダルシムがやってた!ヨガで空中浮遊って本当にできるの?徹底解説!

ヨガの神秘的なイメージと過酷な修行。そして超人的な身体能力で「ヨガは空中浮遊ができる」と考えている人も多いものです。しかし実際はどうなのでしょうか?理論的に捉えた空中浮遊と、ヨガの観点から捉えた空中浮遊の可能性を調べてみました。

 ヨガの極み「空中浮遊」って本当にできるの!?

ヨガと聞いて空中浮遊できるの?と連想する人は意外にも多いと言われています。
ゲーム「ストリートファイター」のダルシムの影響からか、ヨガを極めると空を飛べるし火も吹けるという夢を抱いてしまうのもわかりますね。
ヨガを極めた者はこのような超人的な「奇跡」がおこるとされており、それを「ジッティ(奇跡の力)」と呼びます。

実際ヨガの修行には「クンバカ」と呼ばれる息止めの修行もあり、最長は17分息を止めたという記録が残っています。実際ヨガの中では「空中浮遊ができる」という点については非常にあいまい。
修行を積めばできる!が、人間である以上無理。でも修行を積めば……と永遠ループしてしまう問題なのです。

水の中に住む仙人や、空気の薄い山頂に長年住み着く仙人……。
ヨガには超人めいた逸話が多数存在しますが、人間の機能として重力を無視することはできません。結論、「空中浮遊は自力では無理」です。

ただ、この広い世界の中では「空中浮遊ができると自称する人」も少なからず存在していますので、そちらの映像から検証していきましょう。

これ本当!?空中浮遊している人の動画をあつめてみた!

 ご覧ください。こちらが空中浮遊ができると自称している人の実際の映像です。
確かにどこからみても浮遊していますね!……一本の棒とつながっていますが。

しかしこの棒一本でバランスを取り、腕の筋肉一本で身体を支えているのでしょうか?ありえません!不思議ですよね。
一体どうなっているのでしょう?

手品だと言われているヨガの空中浮遊ネタバラシ

【この章は空中浮遊のネタバラシになるので、夢を壊したくない方は飛ばしてくださいね】

空中浮遊のネタはとても簡単。
まず、棒の先に座る場所がついています。
術者はその座る部分に腰掛けており、その部分はボワっとしたヨガの服に隠されています。

その下の棒には地面とつながっている……ように見えますが、体を支えるための板に刺さっています。(そうでないと明らかにバランスが取れず、倒れてしまいますよね)
座る部分を支えている板は、ヨガのマットによってうまく隠されています。

このカラクリのおかげで、遠くからみると「一本の棒に手を添えつつ空中浮遊しているヨガの達人」のように見えるのです。

ヨガの空中浮遊は技術的に可能か考察してみる

1、どうやって浮いているのか説明がつかない【重力の問題】

 まず、地球には重力がありますからそれを無視して浮くことはできません。
人間だけではなく、虫も動物も魚も全て羽などを用いてしか浮くことができませんよね。
重力を無視して浮くことができれば、私たちの日常はもっと便利になるはず。それができないからこそ私たちの移動手段は飛躍的に進化したのです。

2、TVで紹介されたことがない

人が本当に浮くことができる!そんなことが実現できるのであれば、 TVや論文で大々的に発表され、研究分野として確率するはず。それがまだないということは、残念ながら発表できる根拠自体がまだないということでしょう。

ヨガの空中浮遊を取得する方法(と、いわれているもの)

しかし、ヨガの世界では理論上、「空中浮遊をすることは不可能ではない」という理論を保持しています。
人間という枠組みをを超越すれば不可能ではないそうなのです。
それでは早速、理論上どうすれば空中浮遊ができるのかをみていきましょう。

1、全てのチャクラを開花させ、プラーナを理解しヴァーユ(風)を操る

 まず、ヨガの理論では体の各所にチャクラがあると言われています。そしてそのチャクラを開花させることでプラーナを操ることができるようになるというのです。
プラーナとは私たちの霊魂のようなもの。肉体とは別の霊体(魂)を示す言葉で、プラーナを理解して操ることができるようになれば仮死状態になることや奇跡の業を起こすことができるといいます。
そしてプラーナを自在にコントロールできるようになって初めて、ヴァーユ(風)を巻き起こすことができ、身体から放たれたオーラのようなものによって質量を超えた世界である空中浮遊ができるという理論です。これを習得した自称しているのが日本人のヨギーである、成瀬雅春さんです。

2、呼吸法によるヨガを取得する

次に呼吸法。これが大切です。
ヨガの呼吸は全ての息を出し切って、吸って止めて吐く、という流れで行われます。
この呼吸法がプラーナを管理し理解する足がかりになるのだというのです。

3秒吸って、12秒止める。そのあと、6秒かけて吐いて、また3秒で吸って12秒止める……
と繰り返すのがヨガの呼吸法。
酸欠と息苦しさで頭がぐらぐらしてきてしまいますよね。

しかし、この呼吸法を続けることで、空中浮遊ができる力を取得することができるといわれるのです。

といいつつ……本当に空中浮遊したと言われる人も存在する

 理論上では、人間であるかぎりヨガで空中浮遊は無理という見方が一般的ではあるのですが、実際に空中浮遊に成功したといわれる人も数多く存在しているのです。
写真が残っていたり、体験者として話をしていたり本を出版していたりと表現方法は様々ですが一応記録としては残っています。

日本人の成瀬雅春さんもヨガで空中浮遊ができたと言われる人のひとり

 こちら、成瀬雅春さんは日本人のヨギーの中で唯一「空中浮遊ができた」と言っている人です。
彼は自身の著書でも語っていますし、その方法は呼吸法とプラーナによって行われる奇跡であると説いています。
彼が空中浮遊した時の写真も撮られていますし、その撮影に携わった人も「本当に見た」と証言しています。
嘘だと決めつけてしまうのは堂々としすぎているような気がするのも事実。
そう考えてみると本当に修行のやり方によってはヨガで空中浮遊が習得できてしまうのかもしれませんね。

まとめ

 

「もしもこのまま空を飛べたなら」
そのように願う人は少なくありません。
文明の発達が著しい現代ですが、まだまだ手ぶらで空を飛ぶという偉業は成し遂げられていないのが現実。
しかし、もしかしたらこの先自分の意思ひとつで大空を自由に移動できる時代がくるかもしれませんね。
その時代になると、ヨガの空中浮遊理論も解明されているのかも。少し楽しみですね。

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