ヨガとエクササイズの違いはどんなもの?自分の目的に応じて取り入れよう

ヨガとエクササイズの違いとは何?そしてそれぞれの特徴やメリットとは?自分の希望や理想に応じて、上手に日常の習慣としていきましょう。

美容や健康のために日常の習慣として取り入れられることの多いヨガやエクササイズ。自宅でも行うことができ、身体が伸びて気持ち良いですね。

ものすごく激しい運動でもなく、それなりにリラックスしながら筋肉の動きや呼吸に集中しながら行うヨガとエクササイズですが、違いなどあるのでしょうか。

ヨガが肉体全体へと働きかけることは何となく想像でき、エクササイズが肉体の部位にアプローチすることも何となく想像できますね。

ヨガやエクササイズがそれぞれどんな目的や特徴を持つのか、またダイエットに効果的なのはどちら?メリットは?など特に女性には気になるそれぞれの効果を項目ごとに見ていきましょう!

ヨガとエクササイズではどんな違いがあるの?

ヨガとエクササイズの違いを見ていきましょう。特徴として、ヨガは独特の深い一定リズムの呼吸を止めることは原則としてありません。

鼻から息を吸いながらお腹を膨らませ、鼻から息を吐き、お腹の空気を出し切るのがヨガの呼吸。瞑想→呼吸→ポーズ(アーサナ)と歴史を重ねたヨガでは、もしかしたらもっとも重要なのが瞑想、そして呼吸なのかもしれません。

ポーズ(アーサナ)はヨガの歴史の中では「瞑想・呼吸・ポーズ」というヨガの三本柱のなかで1番最後に産み出されました。

エクササイズは純粋に広い意味で「運動」を表すものです。つまり「体操やストレッチ・ウォーキング・ジョギング」、そしてヨガさえも大きな意味では「エクササイズ」となるのです。

ヨガがエクササイズに含まれると定義すると「違いって何?」という疑問が生まれますね。ですからここでは、一般的にエクササイズと呼ばれるものとヨガの明確な違いを挙げていきます。

  1. ヨガでは深い腹式呼吸を行い、深い精神でな落ち着きを得られる
  2. ヨガでは酸素消費量が増え、エクササイズはそれより少ない
  3. エクササイズで行う呼吸は短時間に行い激しいものが多い。ヨガは深い呼吸がベースとなり、一定リズム。
  4. エクササイズでは代謝が高くなる。
  5. ヨガでは栄養・酸素が臓器に送られ、エクササイズでは栄養がそれらが筋肉へと送られる。
  6. ヨガでは心拍数や血圧が減少し、エクササイズでは増加する。
  7. エクササイズは交感神経へとアプローチし、ヨガは副交感神経へとアプローチする。
  8. 運動のスピードが異なる。ヨガの方がスローな動き。
  9. 深い呼吸による精神面でのリラックスの違い。

ざっと見ただけでもこのような違いがあります。運動量としてはそれほど違いがなさそうですが、アプローチする場所が異なり、その結果肉体への変化も生まれるのですね。

ヨガとエクササイズの目的の違い・それぞれの特徴とは

ヨガとは?

ヨガとは「深い一定リズムの腹式呼吸」で様々なアーサナ(ポーズ)を取るもの。本来は「瞑想」そのものがヨガでした。

深い呼吸とともに行う瞑想にポーズが付いたのは実はヨガの歴史では新しいもの。

瞑想・呼吸というと精神面にばかり働きかけていそうなイメージがありますが、それは全く異なります。

ヨガの特徴・メリット

ヨガの特徴は行ってみると分かりますが、とにかく「呼吸」です。肉体的にきついと感じるポーズを行う際も、呼吸リズムを止めてはいけません。

そしてそれが肉体へも良い効果を及ぼすのです。深い腹式呼吸は内臓を正しい位置へ戻し、脳を含めて身体の隅々まで新鮮な酸素を送り込むという効果があります。血流が良くなり、デトックスも促されるのですね。

ポーズを行うことから得られる効果としては、インナーマッスルや体幹を鍛え、骨盤や背筋の歪みを矯正し、内臓を正しい位置へと戻すというものがあります。

内臓が正しい働きをすることにより、体温が上がり、新陳代謝もなされ、女性らしいしなやかなボディラインが作られていきます。

また、深い呼吸によって副交感神経が活性化され、精神面のリラックス・深い落ち着きを得ることができます。

エクササイズとは?

エクササイズとは、総合的にみて「運動全般」のこと。総合的に見て、1番の目的としては「身体の柔軟性を高め、各部位を動きやすくする」というものでしょう。

「エクササイズ」ということばが「運動」の総称(実際に運動の英訳はエクササイズ)であるゆえ、目的が「リフレッシュ・ダイエット・健康や美容の促進/維持」など幅広くなるのは当然のこと。

エクササイズの特徴・メリット

「運動=エクササイズ」と定義すると、特徴やメリットはかなり幅が広がります。様々な運動がエクササイズとなるのですから。

しかし、呼吸がどうだとか瞑想だとかの話が出てこず、純粋に身体をリフレッシュさせ、かつ運動したい!という場合にはヨガではなく、様々なエクササイズと呼ばれるスポーツを選ぶのが良いでしょう。

ヨガとは一般的に「スポーツ」と呼ばれるものとは一線を画すもの。メンタル・フィジカルを呼吸によって繋げるというものなのですから。

肉体的な部位を変化させたい場合は、自分の希望に沿ったエクササイズを行うのが良いでしょう。

2つの良いところを組み合わせた「ヨガ・エクササイズ」なるものがある!?

モデルの田丸麻紀さんが実践しているといわれる「ヨガ・エクササイズ」。ヨガのポーズをベースとしながら、エクササイズとして筋肉を鍛えることにも強化されています。
 
ヨガでキツいと感じるポーズを行うと、その部分がプルプルと震えてきますね。その部分をよりゆっくりとした動作で確実に行うのです。想像だけでキツそうですが…。
 
本来ヨガは「エクササイズ」の一種として捉えられています。しかし、ヨガにもう少し運動量が大きい動きを取り入れることで呼吸や身体・関節の伸びとともに、各部位に働きかけることができるのですね。

ヨガとエクササイズ、どちらがダイエット効果があるの?

ヨガを継続することにより、代謝やデトックスを促す・内臓の正しい働きを取り戻す、などという肉体への全体的なアプローチがされます。したがって、「本来の身体の適正体重」へと近づき痩せやすい身体を作りますが、ダイレクトにダイエットへアプローチするものではありません。

エクササイズは運動の総称と考えると、自分の痩せたい・或いは引き締めたい部位へダイレクトにアプローチする運動を選ぶことで、自分に合った方法(エクササイズ)でダイエットすることは可能でしょう。

摂取カロリーより消費カロリーが高ければ理論的には体重を落とすことが可能です。ヨガは本来の健康を取り戻すことで少しずつ痩せやすくし、エクササイズはもう少しダイレクトに各部位へとアプローチすることが可能です。

最近大人気のバレエヨガエクササイズとは?

フィットネス・バレエ・ヨガの要素を取り入れた「バレエヨガエクササイズ」は音楽に合わせながら脂肪の付きやすい部分を引き締めるというもの。

動きとして複雑ではなく、簡単な動きを繰り返して行われるので、初心者にもおすすめ。

バレエやヨガが未体験でも楽しく行うことができ、バレエのしなやかさやバランス、ヨガのポーズによる体幹・インナーマッスルの強化など良いとこどりで行えます!

自分の目的に合わせてヨガとエクササイズを上手に取り入れよう!

大きな意味で「エクササイズ」に含まれる「ヨガ」。アプローチの方法は各運動で異なりますが、リフレッシュ・心地良いリラックスが得られることは変わらないでしょう。
 
肉体とともに精神へもより強くアプローチしたい、そんな人はヨガを行い、生活の中に深い腹式呼吸や瞑想を取り入れることをおすすめします。
 
手っ取り早く、身体の気になる部位を改善したいという人はその部位に効果的なエクササイズを行うと良いでしょう。
 
身体への意識が高まれば、精神と肉体の繋がりも感じられます。自分の性質や希望をもとにヨガかエクササイズかを選んだり、お風呂上がりなど身体が柔らかい時に、両方を組み合わせて行うのも良いですね!
 

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ゆっくりとした深い呼吸を意識しながら身体を動かすヨガ、自然由来のコスメやスキンケア、身体に優しく美味しい食事を生活に取り入れて、本来の人間の力を引き出すことを日々実践しています。
神秘的な自然治癒力に興味津々!