消費カロリー別にヨガを比較!ヨガで痩せたい初心者さんにおすすめのヨガは?

ヨガの消費カロリーってどれくらいなのでしょうか?消費カロリーが多いヨガのスタイル、初心者さんでもできる消費カロリーの高いヨガまでご紹介。

ヨガの消費カロリーについて

ヨガの種類は何種類ある?

ヨガは今から4000年近く前、インダス文明のころからあるといわれています。4000年なんて途方もない時間、ヨガはずっと続けられてきたのです。伝統的なスタイルのヨガもありますが、現代に合うようにアレンジされたヨガのスタイルまで合わせると、ヨガの種類は30前後にもなります。

ヨガと他のエクササイズの消費カロリーの違い

エクササイズ、と聞くとルームランナーで黙々と走ったり、ダンベルを持ち上げたりといった運動をイメージするかもしれません。ヨガも今や大人気のエクササイズとなりました。しかしランニングや筋トレなどのエクササイズと、ヨガは消費カロリーという点で比べてみるとどうでしょう。ゆったりと動き、同じポーズを取り続けるだけのヨガがそんなに消費カロリーが高いとは思えないという人は多いのではないでしょうか。ヨガでダイエットは可能なのでしょうか。

ヨガ、とひと言でいっても先ほど述べたように30種類前後もあります。ずっと動き続けるものもあれば、同じポーズをしばらく取り続けるものもあります。ヨガスタジオに行くと、他の人についていけなくて休憩する人もいるくらいツラいと感じるヨガのスタイルもあるのです。消費カロリーはヨガのスタイルによって変わってきます。では消費カロリーが高いものからヨガの種類をチェックしていきましょう。

消費カロリーが最も高いヨガ 約200~328キロカロリー

アシュタンガヨガ 

マントラで終わり、マントラで終わるアシュタンガヨガは消費カロリーが高いヨガの代表です。消費カロリーが高いといわれる所以は、決められたポーズをノンストップで順番にし続けるスタイルだからです。ある程度ヨガの経験がないとキツイでしょう。身体が鍛えられることはもちろんですが、精神力も高められるヨガとして人気があります。インストラクターがついて全員一斉に行う“レッドクラス”と、自分のペースで行える“マイソールクラス”があります。初心者さんはマイソールクラスから始めるのがおすすめです。

ヴィンヤサヨガ

アシュタンガヨガから派生したアメリカ発祥のヨガです。動き続けるという点ではアシュタンガヨガと同じですが、呼吸の流れに合わせて流れるようにポーズを行うのがこのヴィンヤサヨガの特徴です。連続してポーズを行うので集中力が高められながら、深いリラックス効果も期待できるスタイルです。ダイナミックな動きからダンスと似ているともいわれ、血液循環を良くするともいわれます。

パワーヨガ 

力を使いそうな名前のヨガです。「動」と「静」のポーズを流れる様に行うスタイルのヨガで、アシュタンガよりは自由度が高いながらも、運動量の多いスタイルが特徴です。一つのポーズの終わりが次のポーズの始まりとなって流れるように動きます。立って行うポーズが多いのですが、筋力トレーニングをすることでもたらされる瞑想状態にポイントを置き、身体能力の強化と集中力を高めることを目的にしたスタイルのヨガです。

ホットヨガ 

室温が38~40度、湿度が60%前後に設定された高温多湿の室内で、呼吸法をハタヨガのポーズを組み合わせて行うスタイルで、消費カロリーは328キロカロリーで最も大きいです。このような環境なのでいるだけでも汗をかきますからヨガのポーズを取れば大量の汗をかきます。高い室温と湿り気のある空間で運動を行うことにより、身体が温まり、ほぐされて筋肉も伸び縮みしやすくなるので、ヨガのポーズをとりやすくなります。汗を出すことにより身体の新陳代謝が促されるだけでなく、老廃物も排出されやすくなるので、ダイエット効果や美肌効果も期待できます。

溶岩浴ヨガ・岩盤浴ヨガ

“ホットヨガの進化版”と言われるヨガスタイルです。岩盤浴ヨガは天然石や岩石を加工した床の上で行うのに対し、溶岩浴ヨガはマグマからできた溶岩が床の素材に用いられます。身体を温める効果も非常に高く、体の芯から温まることによって代謝を促進させることが可能で、高いデトックス効果や体内のホルモンバランスを保つ効果が期待できます。汗がかきやすくなるのでカロリー消費はホットヨガとと変わりませんが、水分代謝が上がりむくみが取れます。

消費カロリーがやや高いヨガ 約100~180キロカロリー

シヴァナンダヨガ 

12種類の基本ポーズを順番に行うスタイルのヨガです。毎回同じポーズを取ることで、前回とは違う今ここにいる自分の心と体の状態を観察し、体感することで安定とバランスの取れた状態を目指します。

ジヴァムクティヨガ

ポーズを取ることだけでなく、ヨガの聖典、非暴力、献身、瞑想、振動といった五つの基本要素の教義に基づいたヨガの哲学も学ぶスタイルです。立位、前屈、座位、ねじり、後屈、逆転などの要素や、心身のメカニズムをバランスよく整えるために編み出された14のポイントが盛り込まれます。

アヌサラヨガ

元はリハビリテーションを目的に考案されたヨガです。解剖学的な視点も取り入れられているので初心者からでも取り組みやすいです。流れに身を任せてポーズを取っていくスタイルのヨガです。

アイアンガーヨガ 

ポーズを補助するために道具が使われます。正確なポーズを取ることを重視されるので、キープの時間が長めに設けられ、一つ一つのポーズを丁寧に確認しながら行うスタイルです。キープしながら動きを観察することで体内で起こっていることを観察し、「気づき」を得ることを目的にしています。体力や筋力に関わらず自分のペースで密度の濃いヨガを体験することが出来るといえるでしょう。

初心者さんができる消費カロリーの高いヨガ

ホットヨガ

ホットヨガが初心者さんもできる消費カロリーの高いヨガになった理由は、行うポーズがハタヨガのスタイルだからです。ハタヨガはどこのヨガスタジオでも必ずあるクラスです。ハタヨガはベーシックなヨガのスタイルであり、数多く存在するヨガの基盤ともいえるヨガでもあるので初心者に最も最適なスタイルのヨガです。ポーズに複雑さはそれほどないのですが、高温多湿という環境が消費カロリーを高くするのを助けてくれます。

いろんな種類を楽しみたいなら

これら全てのヨガを体験するにはどうしたらいいのでしょうか。いろんなスタイルのヨガを楽しんで、今の自分に合うのがどれか試してみたいなら、やはりヨガスタジオに行ってみるのがおすすめです。スタジオによって力を入れているヨガの種類は異なります。事前にHPで確認してどのスタイルのヨガのクラスが開講されているのかチェックしてから見学・体験に行きましょう。

まとめ

消費カロリーが多いものからご紹介していきました。やはり消費カロリーが高いものは難度が高めです。消費カロリーを基準にヨガを選ぶのならまずはホットヨガやシヴァナンダヨガなどから順に体験していってみてはどうでしょうか。

▷「アシュタンガヨガとは?」効果・ポーズの流れ・呼吸について解説

▷【全25種類!】ヨガの種類にはどのようなものがあるの?目的や体質に合わせて自分に合ったヨガを選ぼう!

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ライター。インタビュアー。フリーマガジン「灯す人」編集長。ヨガ歴10年。
毎朝“太陽礼拝”3回と好きなポーズを5種類やって瞑想をすることが日課。
雑誌で紹介されていた“太陽礼拝”をしてみたら予想以上に気持ちがよかった&ダイエット目的でSHIHOさんのDVDを購入して自分でやり始める。
スタジオに通っていた時期もあったが、今は自宅ヨガ。ヨガをすることで長年悩んでいた体質が改善。
「今ここ」を感じながら呼吸に集中することを楽しんでいる。