【初心者さんにこそおすすめ】ヨガがもっと楽しくなる解剖学を学んでみよう!

ヨガの解剖学と解剖学は違うって知っていますか。何だか難しそうだけれど、ヨガにハマる人が解剖学を学ぶ理由、初心者に解剖学がおすすめなワケについてご紹介します。

ヨガの解剖学とは?

「解剖学」なんてお医者さんだけのものじゃないの?と思われるかもしれません。ですが、ヨガをもっと知りたいと思うなら、解剖学を避けて通ることはできません。ヨガのインストラクターさんたちは解剖学を学んでいます。でも解剖学はお医者さんやインストラクターさんだけのものではありません。解剖学を学ぶことでヨガをより深く理解できるようになることは間違いありません。

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何を学ぶの?

ヨガ解剖学アカデミーを主催している内田かつのり先生によると

「『ヨガ解剖学』と『解剖学』は以て非なるものです。体に関する学問として、解剖学、生理学、臨床医学、東洋医学、病理学、機能解剖学、運動学などのさまざまなジャンルがありますが、『ヨガ解剖学』とはそれらすべての学問のエッセンスを抽出したものです。つまり、一般の解剖学や生理学などをヨガ独自の動きに則り『ヨガ解剖学』という名の新たなジャンルに置き換えたもの、参加者主体の能動的なヨガクラスこそが『ヨガ解剖学』なのです。」

https://www.anatomy.jp/about/

 

医学部生のように、実際に人体を解剖して人体のことを一から十まで隅々まで理解する解剖学とは違うということですね。解剖はしませんのでご安心を。

どうやって学ぶの?

ワークショップや講座に参加して学んだり、本やDVDで学ぶことが出来ます。おススメなのはワークショップや講座です。本だけだと暗記ばかりで難しいですが、骨格模型などを使って目の前で教えてもらい、自分の体で確かめながら学ぶことでより実のある学びにつながります。

学ぶのは大変?

1人で本を読んで覚えながらするのは大変です。しかし講座などに参加して自分の体を使って学ぶことで、今まで分からなかったことが分かったりという「目から鱗」体験があったりと、実体験をもとにした学びなので楽しみながら学べる内容になっているようです。

学ぶ意義とは?

より一層自分の体の声を聴きとれるようになることです。なぜこのポーズをしたら痛むのか、このポーズが出来ないのは体の使い方にどのような問題があるのかが分かるようになります。体が自由になる、といえるでしょう。

ヨガインストラクターが解剖学を学ぶ理由

安全性

ヨガをやり始めたことで体を痛めてしまった、という声をちらほら聞きませんか?健康になるはずのヨガで体を痛めてしまうのは、身体に対する理解がないまま無理をしてしまうからです。しかし解剖学を学ぶことで、どんな時に怪我をしやすいのか、怪我をしやすい関節のポジションなどを理解できます。

アーサナを深める

ポーズを取っている時、自分の筋肉がどのように働いているのか、自分の関節はどちらの方向に向かっているのかを理解できればもっと深めることが出来ます。理屈を分かってポーズを取れば自分の体を理解しながら進めていくことが出来、一層深めることが出来るのです。

また、今まで出来ないポーズがあっても、解剖学を学ぶことでなぜできなかったのか分かるようになり、改善策が分かるようになります。

説明に根拠を持たせる

ヨガをスタジオでする時、インストラクターのリードで行うことになります。リードする方法はインストラクターさんの個性や趣向によって様々ですが、どの様な言葉を使うかはとても重要です。マンツーマンではないのですから、一人一人手取り足取り教えることはできません。かといって沢山の言葉を駆使して、説明が長くなってしまっても必ずしも伝わるとは限りません。むしろ生徒さんたちは混乱させてしまうかもしれませんね。しかし解剖学を理解していれば、より的確な言葉を使って生徒さんたちを自信をもってリードすることが出来るのです。

ヨガ初心者さんにも解剖学がおすすめな理由

初心者さんでもヨガ解剖学は有意義な学びになるでしょう。むしろ初心者さんほど最初にヨガ解剖学を学んでいるべきといえるかもしれません。なぜなら初心者さんは頑張ろうとしすぎて無理をしてしまいがちだからです。今まで動かしてこなかったところを急に動かすのは危ないことです。頑張ることも大事ですが、頑張り方を間違えるとケガをしてしまい、ヨガが“ただの辛いエクササイズ”になってしまうかもしれません。

ヨガの解剖学を学ぶ方法

ワークショップ・セミナーに参加する

先ほど紹介した内田かつのり先生は初心者向けの1日講座からティーチャー向けの6日間集中講座まで開講しています。全国で解剖学のセミナーを開講している講師はいるのであなたの住む場所の近くでも開港されているかもしれませんので探してみるといいでしょう。

またほとんどのインストラクターさんが持っている世界で最も知名度が高いヨガ協会である、「全米ヨガアライアンス」の資格の中に全米ヨガアライアンス認定ヨガ解剖学コースがあります。興味があるようでしたら調べてみてくださいね。

インストラクター養成講座内で学ぶ

先ほど出てきた全米ヨガアライアンス認定インストラクター養成コースのカリキュラムの中に解剖学・機能学を学ぶ時間もきっちり入っています。ヨガが大好きで極めたい!もっと知りたい!と思ったらインストラクターになるかどうかは別にして、インストラクター養成講座を受講すればトータルでヨガを理解することが出来ます。

教材(本・DVD)を購入する

ヨガ解剖学の本はいろいろ出ているようです。

 
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図解YOGAアナトミー実践編 アームバランスと逆転 (YOGA BOOKS)
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BABジャパン
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DVD付きであれば自宅でも理解を深められそうですね。

まとめ

ヨガを何年もやっている人は解剖学を学べば新たな境地が見えてくるでしょう。また初心者さんは無理なく続けるためのお守りとして、ヨガ解剖学を学んでみてはどうでしょうか。

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ライター。インタビュアー。フリーマガジン「灯す人」編集長。ヨガ歴10年。
毎朝“太陽礼拝”3回と好きなポーズを5種類やって瞑想をすることが日課。
雑誌で紹介されていた“太陽礼拝”をしてみたら予想以上に気持ちがよかった&ダイエット目的でSHIHOさんのDVDを購入して自分でやり始める。
スタジオに通っていた時期もあったが、今は自宅ヨガ。ヨガをすることで長年悩んでいた体質が改善。
「今ここ」を感じながら呼吸に集中することを楽しんでいる。