思春期を上手に乗り越える「ティーンヨガ」って?メリットやおすすめポーズを紹介

思春期の若者たち(13歳~18歳)は身体的・精神的・感情的にも一番難しいと言われている「思春期」が訪れます。内面にも外面にも大きな変化が起こる時期。この変化を若者たちがヨガでどのように向き合っていくのかを紹介していきたいと思います。

「ティーンヨガ」とは?

人それぞれ発育や発達の成長のスピードは異なります。大体11歳から21歳頃までの、幼少期から成人期の間を「青年期=(思春期)」といいます。若者たちは思春期に身体や心が急激に変化していきます。その時期の若者たちに向けて行うヨガを「ティーンヨガ」といいます。 「ティーンヨガ」は、最初に話し合いやウォーミングアップの時間から入ります。話し合いといっても難しい話し合いではなく、例えばですが、「今日は何の音楽を聞いた?」や「何の授業が眠かった?」などの質問をしてクラスを和ませていきます。最後には自分への気付きを促す時間、目標設定をしたり、次のクラスの課題や宿題を出してクラスが終わります。

身体と心の成長スピードについていけない「思春期」

「思春期」は乳児期以外の人間の成長過程の中で、最も早いスピードで身体が成長していくと共に、心も早いスピードで成長していきます。自分自身の心と身体の変化についていけず戸惑い、何故か分からないけどイライラする、親と口を聞きたくない、親や先生に反抗的な態度を取る、好奇心のみで危ない事をしてみる・・・誰もが「思春期」に経験してることではないでしょうか。自分自身に関心が向くようになるので、外見が気になりだすのもこの時期です。ホルモンの分泌が始まり、女の子は月経が始まり、体型もふっくらし、丸みがおびてきます。男の子は声変わりをしたり、筋肉が発達し身長が伸びてきます。「思春期」は常に自分自身の身体と心と葛藤し、苦悩しています。身体や心のスピードの変化に戸惑っているだけではなく、脳も急激に構造変化しています。ホルモン分泌の影響だけではなく、脳もまだまだ発達中です。「ティーンヨガ」では発達途中の脳へも働きかけていきます。

「ティーンヨガ」が思春期の子供たちに与えるメリット

1、自分の内側に意識を向けることができるように

自分自身の変化をコントロール出来ない時期に、ヨガを行うことで、自分自身の内側に目を向けることが出来ます。他人と比較しない、自分の今の感情や感覚にも気付きます。「自己への気づき」の練習法の一つとして、3分間かけて、太陽礼拝Aを行います。ひとつひとつの動きを自覚していきます。自己分析したり、空想したりしないように身体の感覚に意識を向けます。ひとつひとつのポーズの動きの中で、自分の身体的な動きを自覚していきます。何度も行い慣れてくると、落ち着いて物事を冷静に客観的に見れるようになっていきます。意識的に自分の思考や感情に気づきを促し、自分自身の変化のコントロールの助けになっていきます。

2、自分をいたわり、他人にも優しく共感できるように

 「思春期」の若者たちは、心や身体だけではなく、お友達との関わり合いや遊びだったり、勉強、アルバイト等でとても忙しいですよね。リラックスする時間はほとんどないでしょう。大人にも言えることですが、自分に余裕がない時は、周りの人の事に対しても余裕がありません。自分自身に気づき、自分へのリラックスする時間を作ったり、自分へ優しくなると心にも余裕が出てきます。余裕が出てくると、周りの人に対しても自然と優しく接せれるようになります。まずは自分自身をいたわることが大事です。「ティーンヨガ」のリラクゼーションの一つとして、シャバーサナの時に言葉で「あなたの良いところ、すごいところを思い浮かべてください。」という誘導が入るものがあります。ヨガのリラクゼーションの時間で自分自身ををいたわり、気持ちをポジティブにすることで、他人へ優しく共感をもてる力が養われるようになります。

3、ストレスをコントロールできるように

身体や心の成長のスピードの変化についていけず、親との関係や友人関係など、様々な問題を抱えている「思春期」。橋が転がっても笑える時期と言われ、ストレスなんてないでしょ?と周りの方に言われたり思われているかもしれません。本人たちも気づいてないかもしれませんが、その時期のストレスは多大なものです。ストレスが溜まっていると睡眠の質が下がり、イライラしたり感情のコントロールも難しくなったりします。ヨガの呼吸法で脳内にたっぷりと酸素を入れて血流を良くしていきます。ヨガのポーズは副交感神経を刺激し、身体を休めリラックス効果を促し、ストレスを減少させることが出来ます。

「ティーンヨガ」おすすめポーズ

前屈のポーズや休息のポーズには身体と心がリラックスする効果があり、解放感もあります。いくつか前屈と休息のポーズを紹介したいと思います。

「ぬいぐるみ」のポーズ

レベル:★☆☆

効果:心を落ち着かせる、集中力を高める、ふくらはぎ・ハムストリングスのストレッチ、背中を引き締める

思春期は気持ちの浮き沈みがとても激しい時期です。幸せ!!とポジティブに感じた直後に突然ブルーなネガティブな気持ちになるということがよくあります。気持ちの浮き沈みが激しいので、自分の心を落ち着かせる事が出来ず、周りの事がよく見えなくなってしまいます。そんな時は頭を下にし、心を落ち着かせるポーズがオススメです。立位の前屈は頭の重みで上半身を倒せるので、足の裏側全体の伸びも感じやすいのもメリットの一つです。筋肉の緊張を軽減することで柔軟性の改善にもつながります。 

  1. 山のポーズ(タダーサナ)になります。
  2. 息を吸って、両手を高くバンザイします。
  3. 吐く息で膝を曲げて、両手を床の方へ伸ばします。
  4. 吸う息で、ひじを抱えます。背中を長く伸ばし、首をリラックスさせ、頭の重みを感じます。

「岩」のポーズ

レベル:★☆☆

効果:心を落ち着かせる、全身の疲労回復、背中の緊張をほぐす、ふくらはぎ・ハムストリングス・股関節筋のストレッチ

十代は骨・筋肉・脳も発達途中です。「岩のポーズ」は心を落ち着かせ、リラックスするだけでなく、全身の力を抜き、腰や背中を伸ばすことで全身の疲労回復にもなるポーズです。ヨガのクラスの途中、休憩したくなったら「岩のポーズ」を取ります。気持ち・身体・呼吸のリセットすることが出来るのもオススメです。

  1. テーブルのポーズになります。
  2. 息を吸って、膝をマットの幅に開きます。
  3. 足の親指同士をくっつけます。
  4. 吐く息で、お尻をかかとの方へ下ろします。
  5. お尻がかかとから離れないところまで、両手を前に伸ばしていき、首をリラックスさせ呼吸を続けていきます。

3.「ろうそく」のポーズ

レベル:★☆☆

効果:心を落ち着かせる、足のむくみの改善、足の疲労回復、ふくらはぎ・ハムストリングスのストレッチ

血行が悪いと体調不良の原因や眠りの質が下がる原因にもなります。またストレスが溜まっていると、中々眠りにつけず睡眠時間が短くなってしまいます。睡眠は思春期の若者たちの身体や脳の回復にとても大切です。「ろうそくのポーズ」で足の血行を良くしていき、リラックス効果を得ることで睡眠の質を良くしていきます。就寝前に「ろうそくのポーズ」を少し取るだけでもストレスの低減や身体の回復にオススメです。

  1. 仰向けになり、両方の膝を立てます。両手は肩の高さになるように横に伸ばします。
  2. 吐く息で、腰は床につけたまま、両脚を上にあげていきます。
  3. つま先は、天井にも床があると思いかかとを押し出します。膝が痛い場合は少し曲げても大丈夫です。出来るだけ動かさないようにします。

まとめ

誰もが経験し、身に覚えのある「思春期」。その時期は、周囲からも「難しい年頃」・「反抗期」という感じであまり触れてはいけないものと思われています。でも、一番どうしたらいいのか分からなく、戸惑い、迷っているのは本人たちなのかもしれません。ストレスを溜めることにより、睡眠不足になり、学習や生活面においても支障をきたす場合があります。ヨガを行うことで、リラックス出来、上手くストレスを軽減させ、協調性が身につき、自分への自信にも繋がっていくでしょう。ぜひ、この「思春期」という時期を「ティーンヨガ」で上手く乗り越えていって欲しいと思います。

三児の母。子育てと仕事で毎日バタバタ、疲れきっていてため息が増えた、老けた気がするとこころもからだもネガティブになっている時にヨガに出会い、 自分と向き合う事でこころは穏やかになり、リフレッシュされからだも軽くなり、こんなにこころにもからだにも良い事ならもっと色々な人にヨガを伝えていきたい!と思いファーストシップにてRYT200を取得。
子育て中に自分のことは諦めがちなママ達へ、子どもがいるから出来ないではなくて、子どもがいても出来る!母として女性として自分のために、自分と向き合ってもっとキラキラ輝いて欲しいという思いから、子連れ可能なヨガ教室を開催中です。
現在キッズヨガ教室も開きたいと思い勉強中です。

資格: ファーストシップトータルヨガスクール主催 全米ヨガアライアンス認定(RYT200)修了
RTA認定 ベビーマッサージセラピスト 修了
yoga Ed プロフェッショナルインスティテュート2(PI2)講師養成講座 修了