ヨガの瞑想はどうやるの?頭を空っぽにして、心も体もリラックスしよう

ヨガで瞑想をすることでどんな効果があるのでしょう。瞑想の手順・気をつけることやヨガの瞑想におすすめの書籍まで、ヨガと瞑想についての様々なことをご紹介します。

日本国内では美容・健康を最大の目的として行われることの多いヨガ。しかし本来ヨガはそのようなことを目的として行われるものではありません。

身体と精神の深い結びつきを取り戻し、ヨガの教義にのっとった生活を送るのは現代日本ではなかなか難しいことかもしれません。

しかし一方で、本来のヨガに魅せられ、生活そのものを変化させてしまう人も多くいます。

そんなヨガでポーズや呼吸とともに柱となるのが「瞑想」。やったことのない人にはなぜヨガと瞑想がセットになるか分からないかも知れません。

ここでは瞑想がどのような効果を及ぼすのか?またより良く理解できるような書籍の紹介など、ヨガと瞑想の関係について見ていきます。

ヨガと瞑想の関係

ヨガと瞑想の関係について、項目ごとに詳しく見ていきましょう。

ヨガの本来の意味とは?

ヨガの本来の意味とはどんなものなのでしょう。「ヨガ」とはサンスクリット語で「繋がり」を意味する言葉。もともとは「ユジュ」という言葉でした。

何を繋げるのかというと、身体・精神や魂を深い呼吸によって神や宇宙と繋げるのです。もともとはポーズが先に生まれたのではなく、心身の統一が目的とされました。

ポーズは後に、肉体を強化し、綺麗にするという目的で後付けされたものです。

どちらかというと本来のヨガは自分の精神を内観し、自分自身を見つめ神との一体化を図るという目的がありました。

瞑想とは? 

瞑想とは深い呼吸をしながら精神を落ち着けるために姿勢を変えずただ自己を内観する作業です。結跏趺坐のポーズで精神統一するのは何となく想像が付くのではないでしょうか。

30分なら30分、1時間なら1時間と時間を決めて、結跏趺坐の姿勢や自分が心地良く感じられる姿勢を取り、呼吸リズムは一定のまま思考をストップさせます。

もちろんその時に、「夕食何にしよう」とか「ガス閉めたっけ?」など様々な雑念が生まれることは瞑想の経験がある人にとっては誰しも分かるでしょう。

そのような雑念を取り払うために、呼吸をカウントするだとか、身体に感じる感覚を捉えるだとか様々な方法が編み出されています。

自己を内観する瞑想、とても難しそうですが、上手くいった時は精神的にかなりリラックス・リフレッシュが得られ、意識も高まります。

ヨガにはどうして瞑想が必要なの?

ヨガとは身体と精神を繋げるもの。ポーズだけ行っていてもそれは得られません。やはり自己を内観し、自我を無くしてその神や宇宙との一体化を図ることが本来のヨガの目的なのです。

もちろんこの現代、そこまでの境地を目指す人は稀でしょう。深い呼吸をしながら精神を鎮め、落ち着きを取り戻すために日常に取り入れる人はいるのではないでしょうか。

神だとかスピリチュアルだとかの領域は受け入れられない人は多数いるのでしょうが、本来のヨガには前述したようなことが中心にあるので、瞑想はヨガにとって欠かせない要素となっています。

ヨガの瞑想をすることでどんな効果が生まれるの?

ではヨガの瞑想をすることで、実際にどんな効果が得られるのでしょうか。
 
  • 自律神経が整えらえ、深い落ち着きを得る
  • 意識が高まり、自分にとって必要・不必要なものが分かるようになる
  • 思い込みから解放され、本来の自分を取り戻すことができる
  • メンタルバランスが整えられる
深い腹式呼吸でポーズを行うヨガですが、瞑想もやはり深い腹式呼吸で行います。そのため自律神経が整えられ、精神的に深い落ち着きを得られます。
 
何か精神的なトラブルを抱えている人は、腹式呼吸をゆっくり行い続けるだけで快適と感じられるポイントを体験できるでしょう。
 
身体が呼吸を気持ち良く感じられるとメンタルバランスはぐっと整えられ、本来のリラックスした自分の姿へと近づきます。
 
また、始終携帯やテレビなど情報にさらされる現代では、それらを一定時間手放し瞑想を行うことで人間本来の自然な姿へと戻りやすくなります。
 
気づいていないストレスに気づき、必要なものを得る力が増えていきます。身体や精神から鎧となっているものが解き放たれ、その結果リラックス・リフレッシュへと繋がるのですね。

ヨガの瞑想のやり方・手順

瞑想には様々な種類がありますが、ヨガの瞑想は一体どのような手順で行うのでしょうか。

ヨガの瞑想は朝起きて、また夜寝る前に、そしてポーズを取った後などに行うのが良いでしょう。1日を集中して快適に過ごせるように、また1日の終わりに心身へ落ち着きを取り戻せるように。

やり方としては結跏趺坐や椅子に腰掛けるなど自分が心地良く感じられる姿勢を取り、背筋は伸ばして胸を軽く開きます。

鼻から3~4秒かけて息を吸い、3秒ほど呼吸を止め、今度は鼻から6~7秒ほどかけて息を吐きます。そのまま静かにその呼吸を繰り返します。

ヨガの教義によって、「マントラ」を唱えながら行う瞑想もあります。呼吸に意識を向けて雑念を払うのではなく、マントラに意識を向けるのですね。

マントラとは祈りであり、神々を讃えるものでもあります。人々を、より神聖さへと近づけてくれるのですね。

ヨガの瞑想時に気をつけたいこと・効果的な方法

ヨガの瞑想をする時にもっとも気をつけたいこと、それはやはり可能な限り静かな環境に身を置く、ということです。

いくら精神を落ち着かせようと頑張っても、あれやこれやと心配事があるとか、携帯がちょくちょく鳴るとかでは集中できません。

テレビを消し、携帯をオフにして、煌々とした照明を落ち着く明かりに調整しましょう。そうすることで瞑想へと入りやすくなり、集中の効果も高まるでしょう。

とにかく心地良い姿勢で静かにすることが目的です。人によっては、好きな香りのアロマを炊くとか、落ち着きをもたらすBGMをかける、などもより瞑想効果が高まるといえます。

ヨガの瞑想についておすすめの書籍3選

ヨガの瞑想についてよく書かれている書籍を3つご紹介します。ヨガと瞑想の関係・効果などより認識できるでしょう。

綿本彰著・Yogaではじめる瞑想入門

新星出版社
Yogaではじめる瞑想入門
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チャクラを意識しながらヨガ瞑想を紹介する書籍。CDが付いているので聴きながら行うと、より深い落ち着きが得られ、メンタルを整えることができます。

 椎名慶子著・引き寄せ瞑想ヨガ

日本文芸社
引き寄せ瞑想ヨガ
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ポーズや呼吸をしながら身体を整え、瞑想で心を静かにすることで「なりたい自分」を実現していくプログラムが紹介されている書籍。

難しい思想などではなく、心身を快適に保つことで人生に良いものを引き寄せようということについて書かれています。

綿本彰著・よくわかる瞑想ヨガ

実業之日本社
よくわかる瞑想ヨガ
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本来ヨガとは美容・健康だけでなく、深い哲学に基づいたものであり瞑想だって必要不可欠なもの。

誰もがドン引きするようなヨガの哲学を大変わかりやすく解説してくれる書籍。

ヨガの哲学に基づいた瞑想方法が分かりやすく、効果的に書かれています。

ヨガで瞑想をして、心身ともにリラックスしよう

いかがでしたか?美容・健康は私達にとってとても大事なものですが、深い落ち着きや精神のリラックスも自分の人生を良いものへと変化させてくれます。

ぜひこの機会に生活の中にヨガ・瞑想を取り入れ、身体を伸ばしながら心にも安らぎやリラックスを与えましょう。

▷ヨガで精神統一したい!深い呼吸・瞑想・ポーズで心地良いメンタルを手に入れよう!

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