ヨガは風邪の予防にも治療にも効果的!オススメポーズ3選!

風邪を引いた時には安静にしていないさいと言う人と、多少の汗を出させる運動をしなさいという人がいますが、それはどちらが正しいのでしょうか。そしてもしも後者が正しい場合、ヨガはその運動の範疇に入るでしょうか。またあるいは、ヨガその物は風邪の予防になるのでしょうか。ここでそのような風邪とヨガにまつわる疑問にお答えします。

風邪の時には身体の中で何が起こっているか?

まず風邪を引いた、その時に身体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。ヨガをしてもよいかどうかはそれを理解したうえでのことになります。

風邪の主な原因はウイルス

風邪は単に身体が冷えてかかるものもありますが、しかし風邪患者が100人いたらそのうちの約80〜90人はウイルスに感染して発症していると言えます。そしてひとくちにウィルスと言っても、実は何種類もあるのです。

  • ライノウイルス:大人の風邪のほとんどがこれが原因です。一年中感染しますが冬は比較的減少します。
  • コロナウイルス:ライノウイルスに次いで多いウイルスです。逆に冬に感染者が増えます。
  • バラインフルエンザウイルス:子供の風邪の多くはこのウイルスです。その場合は大人よりも重症化しやすくなります。
  • アデノウイルス:これも子供が感染しやすいウィルスです。夏に多く、「プール熱」や「はやり目」の原因にもなります。
  • RSウイルス:冬に多いウィルスです。乳幼児が感染した場合、気管支炎や肺炎を併発して重症化します。

感染経路は飛沫や接触

この風邪のウィルスは主に感染者のくしゃみなどで口から飛んだツバなどによる飛沫感染と、保菌者が触ったものを触ることで感染する接触感染で広がります。

そのようにして体内に侵入したウイルスは、免疫力や体力が落ちているという条件が整っていれば、鼻やのどの粘膜で増殖し、炎症を起こします。それが頭痛、発熱、鼻水、のどの痛みを起こすのです。

風邪の症状は身体の防御反応

ただしそのような症状は正確に言うと風邪の症状というよりは、風邪のウイルスによる感染を身体が防御して起こしている防御反応なのです。特に鼻水や咳、たん、くしゃみなどは身体に入ってきたウイルスを排出しようという反応ですし、発熱は熱でウィルスを死滅させようという反応です。

ですから、その防御反応をさらに高めることができるのであれば、必ずしも安静にしている必要はないのです。いくつかある方法の中で、とりあえずマイナスにはならないために、身体を温かくし、安静にしていることが推奨されているのです。

風邪の時の1番望ましい対処方法は?

では具体的に風の時にはどのように対処すれば良いのでしょうか。

とりあえずは安静

消極的ですが、身体がウィルスと戦っているのを、「静かに見守る」ことが安静です。つまり防御反応をしっかり働かせるための対処です。安静にすることで体力がほかに使われないために、身体は思い切ってウィルスとの戦いに集中できるのです。

身体を温めることもその一環です。身体が冷えると免疫機能が低下するので、免疫機能が十分に発揮できる温度として部屋を20~25℃くらいに保ち、かつウイルスの活性化を防ぐために加湿器などで保湿をするわけです。

栄養補給をしっかりと

身体がウィルスと戦うパワー補充するためには食事でしっかり栄養を補給することも重要です。特に発熱は体力を急激に消耗させるので、体内がウィルス優位の環境になってしまいます。それを避けるためには、消化のいい良質のタンパク質、ビタミンやミネラルなどを使った料理を食べましょう。

また発熱による発汗も脱水症状を起こしやはりウィルスの格好の繁殖環境になってしまいますから、水分補給も行うことが重要です。

風邪の時にヨガはしてもいいの?

風邪というものの実態と、一般的に行われている対処方法の意味が分かったところで、ヨガはその中でどのような位置づけになるのでしょうか。

風邪の時にしてもいい運動とは?

まず一般的には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど軽い症状の場合には、運動をして汗をかくことは代謝機能を上げることなので、してもよいと言われています。ただしこれは首から上の風邪に限ったことなので、ネックルールと呼ばれています。

しかしここに発熱や吐き気が伴う場合は、体力を温存したほうがよいので運動は控えるべきだとされてます。

風邪の時のヨガの効果は?

では風邪の時に、仮にヨガをした場合はどのようなことになるのでしょうか。

まず身体の中で身体とウィルスがと戦っているときは、ストレスホルモンであるコルチゾールが盛んに分泌されています。実はヨガで行う呼吸法はストレスを軽減させながら、このコルチゾールの分泌を促進し、免疫力を高めるのです。さらに、激しく動かないヨガであれば、風邪による関節痛などを緩和してもくれます。

ですから風邪を引いた時に、ゆっくり動くヨガを行うことはむしろ風邪対策としてはプラスに働くことなのです。

風邪の時にホットヨガはOK?

以上のヨガは基本的に「常温で行うヨガ」でしたが、ホットヨガはどうなのでしょうか。

ホットヨガで身体を温めても風邪には逆効果

風邪をひいた時の発熱はウィルスを死滅させるための防御反応であり、また身体を温めることはウィルスにとって生存しにくい環境を作るためです。ここから推し進めて、ホットヨガであれば、身体も温まるのでさらによいのではないかという考えが出てきますが、実はこれは逆効果です。

室温を38~40℃、湿度を55~65%にして行うホットヨガは、風邪には逆効果なのです。

風邪の時のホットヨガがNGなわけは?

なぜ逆効果になるのかというと、ホットヨガのレッスンはおおよそ1時間を1コマとして設定されています。この中でホットヨガでも比較的運動量の少ないものを行ったとしても、大量の汗をかき、初めての人の場合は頭痛やめまいを起こすこともあります。つまりそれだけ体力を使うということです。

風邪の時にそれだけの体力を使ってしまうと、身体のエネルギーがそちらにすべて向けられてしまい、ウィルスとの戦いに割けるエネルギーがなくなってしまいます。ですから風邪の時にホットヨガをすると、風邪が悪化してしまうのです。

中にはホットヨガするようになって風邪をひきにくくなったケースもありますが、それはあくまで健康体で体力をすべてそちらに振り向けても大丈夫な時だからです。それであれば、ホットヨガのもたらす免疫力のアップ効果が、風邪に対する抵抗力を身体につけてくれるでしょう。

病み上がりにヨガをしても大丈夫?

病み上がりの時には、逆に言えば身体はまだ半分衰弱している状態です。したがって、治ったからと言ってすぐに激しい動きのヨガは禁物です。

むしろ風邪をひいている時と同様に、呼吸法とゆったりしたストレッチを中心のヨガをおすすめします。それによって風邪の時に分泌していたストレスホルモンが早く分泌を止め、ヨガの深い呼吸が免疫力を高めて、風邪の「引き戻し」を防いでくれるでしょう。

ヨガで風邪を予防!オススメポーズ3選

このように軽いヨガは風邪と戦う体内の環境を整ることにプラスになります。そして同時に、ヨガのもつ免疫力のアップ効果は風邪をひきにくい身体にする、つまり風邪を予防することにつながるのです。ここではその風邪を予防するオススメポーズを3つご紹介します。

猫のポーズ

  1. 両膝を床についた状態から、両手の肘も床につけます。
  2. 息を吸いながらお腹を膨らませます。
  3. ゆっくり息を吐きながらおなかをへこませます

猫のポーズは呼吸が深くでき、自律神経のバランスが整えられるので、代謝がよくなり風邪の菌を早く体外に排出するのを促します。

ダウンドッグのポーズ

  1. 両手両足を床につけ腰を高く引き上げます。
  2. 息を吸いながらかかとを上げます。
  3. 息を吐きながら背骨をひとつづつ曲げるようなつもりでゆっくり背中を丸め、重心を前に移します。
  4. 肩が手首の真上まで来たら、腰を下げます。
  5. 息を吸いながら腰を下げ、背骨を反らせて犬が遠吠えをするように上を向きます。
  6. 息を吐きながらあごを引き、背骨をひとつづつ意識して背中を丸め、ながら重心を移動し、1に戻ります。

ダウンドッグのポーズも猫のポーズと同様に自律神経を整えますので、代謝改善による菌の排出を促進してくれます。また股関節をストレッチするので免疫力も高まります。

魚のポーズ

  1. 両膝を曲げたまま仰向けになり、両足を床の上に置きます。
  2. 息を吸いながら骨盤を床からやや持ち上げます。
  3. 手のひらを下向きにして両手をお尻の下に入れます。
  4. 両手の甲にお尻をのせます。
  5. 息を吸いながら、前腕と肘を強く床に対して押します。
  6. 次に肩甲骨で背中を押します。
  7. 息を吸いながら胴体上部を持ち上げて頭を床から離すし、静止後、頭をゆっくり床に戻します。

魚のポーズは風邪で凝り固まった背中の筋肉をストレッチし、歪んだ骨格を強制してくれますので、免疫力が向上し風邪が快方に向かいます。

まとめ

いかがですか。

風邪を引いたら1番無難なのはやはり安静にして、身体がウィルスと戦うのを邪魔しないようにすることです。しかし、ヨガのゆっくりした動きはその戦いをさらに支援することができるエクササイズです。ですから初期の風邪であれば、することをおすすめします。

ただし、やはり医師の診断がベストですから、よく医師に相談してするようにしてください。

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旅、蕎麦と酒(全ジャンル)、落語、そして猫をこよなく愛する大阪在住ライターです。
最近は肩こりがさらにひどくなり、デスクでPCに向かいながら上半身ヨガで何とかしのいでいる日々。
しかしそのおかげで左半身のだるさが取れました!